2017.07.22 18:20|7599 ガリバー
(2017年7月12日15時発表)

売上高 711.30億円(前期比+7.5%
営業利益 12.43億円(前期比-0.2%
経常利益 9.03億円(前期比-23.0%
当期純利益 4.57億円(前期比-37.5%

・売上高営業利益率(2017年度1Q)→2018年度1Q
(2017年度1Q 1.88%)→1.75%(悪化
・売上高経常利益率
(2017年度1Q 1.77%)→1.27%(悪化
・売上高純利益率
(2017年度1Q 1.11%)→0.64%(悪化
・売上高原価率
(2017年度1Q 77.33%)→77.38%(悪化
・売上高粗利益率
(2017年度1Q 22.67%)→22.62%(悪化
・売上高販管費率
(2017年度1Q 20.79%)→20.87%(悪化
・販管費率(対粗利益)
(2017年度1Q 91.70%)→92.27%(悪化

・営業利益の四半期別前年比
1Q -0.16%

●地域別セグメント業績
・日本
売上高 605.62億円(前年同期比+11.4%
セグメント利益 15.69億円(前年同期比+16.4%

・豪州
売上高 101.84億円(前年同期比-10.8%
セグメント損失 -2.32億円(前年同期-0.05億円の損失)

 売上高は国内小売が好調のため+7.5%の増収。セグメント利益も増益と国内は他社同様に好調です。
●主要項目前期比比較
・買取台数 48,369台 → 48,726台(前期比+357台
・卸売台数 31,819台 → 31,393台(前期比-426台
・小売台数 23,396台 → 32,947台(前期比+9,551台

 卸売台数は小売への変換を図っているので減っていて良いのですが買取台数があまり伸びませんね。毎期数十店舗増加している割にはと言う感じです。小売台数は粗利益率を下げてまで売っているので毎四半期高い伸びです。
 中古車市場全体としては2017年1~6月の6か月中5か月が前期比プラスで現在4か月連続プラス。四半期も2四半期連続でプラスになるなどまずまずの環境。伸び率は1~3月が102.1%、4~6月が104.1%とここ5年間では高い伸びではありますが、新車ほどは伸びませんね。

 国内はネクステージなど競合他社が伸長して、ネクステージの今期売上高予想は1,000億円ほど。まだガリバーの半分よりも少ない水準ではありますが、毎期10~20%伸びてきており数年後には…と言う雰囲気。今1Qのガリバーの営業利益は1.75%ですが、ネクステージは2Q時点で2.78%。小売は薄利多売の事業なので率としては高くないですが、その中でも約1%ほど違うのでネクステージの方が効率良く売っている印象ですね。原価率はネクステージの方が高いので、高く買い取って少ない店舗で安く売っているイメージがあります。
 ネクステージは毎期数十店舗も増やすわけではないので売上高販管費率は12~14%ほどで安定していますが、ガリバーは毎期20%ほど。とにかく販管費がかかる会社です。新規出店費用が足を引っ張っているとしか思えないのですが(笑)。現状の店舗でも多く感じるのですが、ネクステージその他も店舗を増やしている中、更に…と増やしても効果はあるのかな? と以前から疑問が。

 市況がまずまずなので国内は良かったのですが、豪州事業が低調。豪州全体の新車販売はそこまで悪くないのですが(17年1~6月累計は前年比+0.2%)、会社資料の「西オーストラリア新車市場」は昨年から前年比マイナスが続いています。「西」と言うのが微妙なところで豪州の西ってあまり人が住んでいるイメージがありません(笑)。シドニーとかメルボルンは東ですよね? 
 地域の市況が悪いのに加えて「のれん」を消却しなければいけないため更に利益を削りますし、今1Q時点で「のれん」の残りは92.42億円が計上されており、15年度末が19.97億円だったことを考えると償却が終わるのはまだまだ先だなぁ~と言う感じですね。現時点ではハッキリしませんが豪州事業買収が正しかったのか検証が必要かも。
 元々豪州自体の自動車販売も16年の1年間で117万台ほどと日本市場の1/4ほどですし、実はこれが現時点で過去最高の数字らしいのでここから大きく伸びるイメージもないんですよね。数年前のIRなどで東南アジア、豪州などに進出すると出た時は非常に期待感があったのですが考えていたような中古車販売だけと言う事業ではありませんし、現状はまだ成功とは程遠い感じです。これが更に数年後に毎期プラスを記録するようになるなら先見の明があったと言うことになると思うので会社側はそんなに気にしていない雰囲気もあるのですが、今後どうなるんでしょうかね?

 国内が好調になってきたので今期に限れば前期比でそこまで可笑しな決算にはならない印象ですが、如何せん出店攻勢をやめないのが引っかかります。店舗ってそこまで細かく必要なんですかね?

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2017.04.13 17:28|7599 ガリバー
(2017年15時20分発表)

売上高 2515.16億円(前期比+19.7%) 会社予想2435.00億円(達成
営業利益 45.84億円(前期比-39.2%) 会社予想76.00億円(未達
経常利益 42.46億円(前期比-37.9%) 会社予想71.00億円(未達
当期純利益 23.33億円(前期比-43.2%) 会社予想41.00億円(未達

・売上高営業利益率(2016年度4Q)→2017年度4Q
(2016年度4Q 3.59%)→1.82%(悪化
・売上高経常利益率
(2016年度4Q 3.25%)→1.69%(悪化
・売上高純利益率
(2016年度4Q 1.96%)→0.93%(悪化
・売上高原価率
(2016年度4Q 75.43%)→75.66%(悪化
・売上高粗利益率
(2016年度4Q 24.57%)→24.34%(悪化
・売上高販管費率
(2016年度4Q 20.98%)→22.52%(悪化
・販管費率(対粗利益)
(2016年度4Q 85.38%)→92.51%(悪化

・営業利益の四半期別前年比
1Q -38.97%
2Q -54.53%
3Q -26.58%
4Q -40.40%

 昨年と同様に4/3に大幅な下方修正を出しており既に周知されていましたが、改めて会社予想と比較するとヒドイですね(笑)。毎度のことなので慣れてしまいましたが、業績予想をする時に一体どうやって数字を組み立てているのか現場を見てみたくなります。マイナス要素を全く考慮しないでやっている気がします(笑)。

●セグメント別業績
・国内事業
売上高 2,093.16億円(前年同期比+10.4%
セグメント利益 52.16億円(前年同期比-29.7%

 短信には「新車市場の低迷が続く環境のなかで販売費及び一般管理費の増加を補えず減益」とあるのですが、他の中古車銘柄が不調と言うこともないので正直、当社のコストコントロールの問題の方が大きいと思います。他社の業績拡大に対抗して、とにかく出店、出店を繰り返し売上高のみ伸ばしているなか、ネクステージなどはSUV専門店など顧客の嗜好の変化に対応した店舗を作りつつ業績を伸ばしており潜在顧客が減少している中、数で勝負しているのは分が悪いかなと。

 2月末の店舗は543店舗(直営459、加盟店84)となっており、前年同期比+40店舗。今期も出店を続けるそうなので、出店過多はまだ続きそうな雰囲気です。

・豪州事業
売上高 405.96億円(前3Q 319.45億円)
セグメント損失 -2.33億円(前3Q -0.47億円)
 2Qから損失額が大きくなりましたが、前3Qの途中からの連結のため、まだこの事業の全貌は分かりません。豪州の新車販売台数は2016年の年間で117万台ほどと日本の約5分の1と小さい市場のため当然中古車市場も小さいのですが、高い金を出して買収した事業なので何とか黒字化しないとマズい気がしますね。

 長短を合わせた借入金は約440億円まで膨らみ、15年度以前は16~10億円ほどだった減価償却費も16年度24.49億円、17年度29.64億円と増加傾向のため利益減少の要因に。小売台数が堅調に推移していることから展示販売店舗を新規出店を継続するとあるのですが、販管費の増加がかなり多いため「売っても、売っても儲からない」と言う状態に見えます…。

 直近5年間で一番の営業利益は14年度の70.94億円。この時の年間の販管費は294.60億円で売上高販管費率は17.39%。今17年度は営業利益45.84億円で販管費は566.34億円、販管費率は22.52%。営業利益は-35.38%減少して、販管費は+92.24%も上昇。売上高は1,693億円から2,515億円と+48.47%上がりましたが、販管費を倍増させて取り組んだ割には…と言う気もします。とにかくシェアを取りたかったのかな。実質的にやりたいからと始められない新車販売と違い、中古車販売の参入障壁は低く競合も多いですし、自動車そのものが汎用品なので商品自体に大きな差はないためシェア維持は難しい印象です。

 悲観的なことばかり書いてますが、2010年度4Q以降に四半期で営業赤字は出していませんし、小売業態への変化も台数的には進んでおり、やりたい方向性は一応分かります。ただ、海外でわざわざ小売する必要があったのかは今のところ疑問です。仕入れて輸出だけにして、国内店舗に注力と言う方が競争力強化にはなった気もするだけに現状はモヤっとする感じですね。ネクステージの追い上げが力強い上に速いので、いつか逆転するのか注目したいところです。

 今回の数字で目標株価を算出すると465円ほど。会社今期予想が珍しく(笑)低く営業利益55億円となっており若干の現実味は感じるので、その数字で概算すると580円ほど。来年は消費税が10%になると言うことで多少の駆け込みがあるでしょうし注目したいです。その時に店舗増の効果が出るならいいんですが。ただ、ネクステージが先日、株式分割してお求めやすい株価になってますし、人気的にはこっちでしょうか。

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2017.01.13 01:14|7599 ガリバー
(2017年1月12日15時発表)

売上高 1910.33億円(前期比+25.6%
営業利益 40.22億円(前期比-39.1%
経常利益 39.13億円(前期比-42.9%
当期純利益 21.90億円(前期比-48.1%

・売上高営業利益率(2016年度3Q)→2017年度3Q
(2016年度3Q 4.34%)→2.11%(悪化
・売上高経常利益率
(2016年度3Q 4.51%)→2.05%(悪化
・売上高純利益率
(2016年度3Q 2.78%)→1.15%(悪化
・売上高原価率
(2016年度3Q 75.46%)→76.02%(悪化
・売上高粗利益率
(2016年度3Q 24.54%)→23.98%(悪化
・売上高販管費率
(2016年度3Q 20.20%)→21.87%(悪化
・販管費率(対粗利益)
(2016年度3Q 82.32%)→91.22%(悪化

・営業利益の四半期別前年比
1Q -38.97%
2Q -54.53%
3Q -26.58%

●セグメント別
・国内事業
売上高 1,577.96億円(前年同期比+10.5%
セグメント利益 43.42億円(前年同期比-33.3%

・店舗数 11月末現在で前年同期比+53店舗の535店舗(直営450店、加盟店85店)。

・3~11月の直営店車両販売台数合計(小売台数+卸売台数)
149,115台(前年同期比+3.2%) 2Q時-0.9%
 2Q時まで前年比マイナスでしたが、9~11月の3か月連続で月次がプラスで推移し回復。

・3~11月の直営店小売台数
70,255台(前年同期比+34.0%) 2Q時+33.5%
・3~11月の直営店卸売台数
78,860台(前年同期比-14.30%
 28か月連続でプラスを記録し30%超を維持。卸売台数が減ったこともありかなり拮抗してきており、数年前に掲げた小売への移行が数字上は進んできた印象です。まぁ、卸売が意図して減らせたのか、中古車不況で減ったのかは微妙なところ。
 大手オークション会社USSの同期間の月次を見ると出品台数は前年比96.8%、成約台数は95.3%、成約率は64.7%(前年同期は65.7%)、成約車両単価は97.7%と低調。卸売業界自体が不調なんですね。自販連の中古車登録車台数は3~11月累計で前年比100.9%と前年並みなので中古車自体が極端に売れていないわけでもなく、ガリバーの同期間の買取台数は135,783台(前年同期比+2.27%)となっており、ここに流れてくる車が減っている印象ですね。ネクステージなどは売れてますし(売り方には諸説あるようですが)。

・海外事業(前第三四半期途中より連結開始のため前年比は無し)
売上高 319.45億円
セグメント損失 -0.47億円 2Q時 0.61億円
 連結開始して1年で損失に転換…。のれんの償却が続くでしょうし、しばらくは赤字でしょうか?

 国内の小売が好調のため売上高は上がるのですが、それを達成するために大量出店、大量広告を継続しており、販管費の増加が止まらず今3Q時の販管費は前年比+110.62億円(+36.0%)増加。売上原価も+304.67億円(前年同期比+26.5%)の増加となっており、ガッツリと利益を削っています。

●会社予想との差(予想 → 予想との差 → 前期4Q単体(必要な伸び率)
売上高 2,435.00億円 → 524.67億円 → 580.03億円(-9.54%
営業利益 76.00億円 → 35.78億円 → 9.43億円(+279.42%
経常利益 71.00億円 → 31.87億円 → -0.21億円の赤字
純利益 41.00億円 → 19.10億円 → -1.10億円の赤字

 この会社の風物詩となった会社予想との差を計算するのは、毎度毎度大きな差が出るため自分のひそかな楽しみとなっています(笑)。売上高は3Q単体が前年比+17.0%なので現状ならほぼ達成できる水準かと思いますが利益は相当厳しいように思われます。
 USSのオークションデータの12月を見ると出品台数は前年比101.0%と2か月連続プラス、成約単価は100.4%と少し上向きのデータもありますが、成約台数は99.1%とまだ低調で回復は先の印象。ガリバー自体の小売は好調ですが前述のように販管費、原価などの上昇を伴うものなので利益貢献は薄いため、4Qで急回復とも考えにくいです。そもそも4Q単体の営業利益で直近最高は11年度の19.93億円なので海外事業が黒字化でも全く届かない気がしますね(笑)。
 業績修正をしなかったのですが、昨年度の経常利益で予想比-16%ほどの着地でも事前に修正しませんでしたし、この会社らしいかなと。15年度の本決算(4/13)の時は直前の4/3に経常利益で予想比-37.6%の修正を出したので、今回も当面はこのイメージで観察してみようと思います。

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2016.10.14 13:52|7599 ガリバー
(2016年10月13日15時発表)

売上高 1242.44億円(前期比+30.8%) 会社予想 1192.00億円(超過
営業利益 21.72億円(前期比-46.8%) 会社予想 26.00億円(未達
経常利益 20.20億円(前期比-50.0%) 会社予想 23.50億円(未達
当期純利益 11.02億円(前期比-57.0%) 会社予想 13.50億円(未達

・売上高営業利益率(2016年度2Q)→2017年度2Q
(2016年度2Q 4.29%)→1.75%(悪化
・売上高経常利益率
(2016年度2Q 4.25%)→1.63%(悪化
・売上高純利益率
(2016年度2Q 2.70%)→0.89%(悪化
・売上高原価率
(2016年度2Q 75.32%)→76.09%(悪化
・売上高粗利益率
(2016年度2Q 24.68%)→23.91%(悪化
・売上高販管費率
(2016年度2Q 20.39%)→22.16%(悪化
・販管費率(対粗利益)
(2016年度2Q 82.61%)→92.69%(悪化

・営業利益の四半期別前年比
1Q -38.97%
2Q -54.53%

 既に1Q時点で中間、通期の下方修正を発表済でしたが、この会社らしくシレっと中間も予想に未達となっています。営業利益の減益幅は1Qの-38.9%から-46.8%へと拡大し、2Q単体では-54.53%と昨年比で半減してしまいました。

●セグメント別
・国内事業
売上高 1010.92億円(前年同期比+7.4%
セグメント利益 22.97億円(前年同期比-43.6%

 月次を見ると8月末で店舗数は昨年比で直営店が+54店舗、加盟店が-2店舗の合計521店舗と純増。
・3~8月の直営店車両販売台数合計(小売台数+卸売台数)
97,298台(前年同期比 99.1%
・3~8月の直営店小売台数
45,421台(前年同期比 133.5%

 小売台数は大幅増加で増収に寄与しましたが、新車市場の低迷の影響を受け買取台数が前年並み。来店客数減少傾向のため広告宣伝費を増加させたようで販管費が増加したことが利益減の要因の一つのようです。
 販管費は昨年2Qは193.71億円でしたが、今2Qでは275.32億円と前期比+42.1%、金額にして81.61億円も増えたので増収分の1/3ほどを喰う格好に。

 中古車市場の登録台数は4~9月期間で前年同期比101.9%の微増と極端に悪いわけではありませんが、4732 USSのオークションデータを見ると4~8月までの車両単価が前年割れしており、販売台数増加でカバーしたかったところ、IDOM自体も買取台数を増やせず、客からの買取額は極端に減らせないが、オークション価格は遠慮なく下がるため減益幅が拡大しているのかな?と言う印象です。

 3Q最初の月である9月の月次を見ると直営店車両販売台数合計は16,782台で前年同期比+22.7%と急に好調に。小売台数も8,259台(前年同期比+48.4%)とかなりの伸びを見せています。USSのオークション情報を見ると出品台数、成約台数、車両単価が久しぶりに前年比プラスとなっており少し明るい兆しも。昨年9月の中古車販売が低調だったと言うのもありますから、来月の数字は結構大事な気がします。

・海外事業(前第三四半期より連結開始のため前年比は無し)
売上高 222.81億円(1Q時 114.13億円)
セグメント利益 0.61億円(1Q時 -0.05億円の営業損失)

 1Qで営業損失でしたが、わずかではありますが営業黒字に。ただ、純利益は若干の赤字のような気も。元々利益の薄い会社を買収したのですが、まだ立て直しが軌道に乗っている雰囲気はないので時間がかかりそうです。立て直しても利益率は良くて2~3%でしょうし、利益貢献は意外と小さそうなのが微妙です。

 中古車販売市場では3186 ネクステージが上方修正を出すなど絶好調で、まだ売上規模ではIDOMの半分ほどではありますが猛追していますから数年後に逆転…、なんてこともあり得るのかも。ネクステージは現在人気のSUVにも力を入れておりガリバーより特色がありますから面白い存在ですね。株価も今年6月以降はガリバーと対照的な動きですし人気です。まだ中部地域中心の出店であり他地域に出店余地があるのも良いところかなと。

 面白いことに今回の2Qを受けても通期の会社予想の修正は無し。会社予想の営業利益は76.00億円で今2Qとの差は54.28億円とかなりの差異が。昨年下期の営業利益は34.63億円、その前が25.98億円、その前が35.37億円ですから個人的には絶望的な数字かと思うのですが…。仮に中古車のオークション単価が回復したとしても前年比で二桁なんてことはないでしょうし難しいのでは。いつも通り何も言わずに本決算で下方修正なのか、その前に出すのか、実は何かM&A情報があるのか、少し怪しいので手は出しづらいですね(苦笑)。

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2016.07.13 18:36|7599 ガリバー
(2016年7月13日15時発表)

売上高 661.92億円(前期比+31.1%
営業利益 12.45億円(前期比-38.9%
経常利益 11.73億円(前期比-41.9%
当期純利益 7.32億円(前期比-41.3%

・売上高営業利益率(2016年度1Q)→2017年度1Q
(2016年度1Q 4.04%)→1.88%(悪化
・売上高経常利益率
(2016年度1Q 3.99%)→1.77%(悪化
・売上高純利益率
(2016年度1Q 2.47%)→1.11%(悪化
・売上高原価率
(2016年度1Q 76.77%)→77.33%(悪化
・売上高粗利益率
(2016年度1Q 23.23%)→22.67%(悪化
・売上高販管費率
(2016年度1Q 19.19%)→20.79%(悪化
・販管費率(対粗利益)
(2016年度1Q 82.60%)→91.70%(悪化

・営業利益の四半期別前年比
1Q -38.97%

 1Q発表と併せて中間、通期の業績予想を下方修正しています。大きな修正でもなかなか出さない会社が珍しく1Qと言う早い段階で下方修正を出して来たと言うことは余程悪いんでしょう。いや、悪いと言うよりは元々が予想がヒドイと言った方がシックリ来るかな?

 前回発表予想からの増減率は
・中間
売上高 -4.0% 営業利益 -45.8% 経常利益 -48.4% 純利益 -50.0%
・通期
売上高 -3.8% 営業利益 -29.6% 経常利益 -31.1% 純利益 -33.9%

 同時に減配も発表しており、年2回9円+9円の18円を6円+6円の12円としています。

 修正理由を見ると、
・新規出店は堅調なものの新車乗換層が来店数が減少したため、店舗での買取台数が想定以下となったこと
・広告宣伝費が増加し、市場開拓費用も増加
・三菱・スズキの不正問題に伴う中古車オークション相場下落の影響で卸売粗利益の減少
・連結子会社の業績見込みの修正
 が理由として挙げられています。

 販売台数月次の推移を見ると、
・直営店車両販売台数合計(小売+卸売)
3月 +2.9% 4月 -4.0% 5月 -6.5% 6月 -1.5%
 となっており、1Qに該当する3~5月は前年同期98.3%となっています。台数はそれほど落ちてませんし、下記のように小売は好調なので、どちらかと言うと卸売の価格下落の影響が大きかった印象ですね。ただ、それが主要因かと言うと?です。

 反面、小売台数は、
・直営店小売台数
3月 +24.2% 4月 +31.4% 5月 +26.9% 6月 +38.7%
 となっており、3~5月累計で前年同期127.0%と22か月連続のプラスと好調。6月もプラスだったので現在は23か月連続です。

●セグメント別
・国内事業
売上高 543.69億円(前年同期比+8.5%
セグメント利益 13.47億円(前年同期比-34.9%

 金額ベースで売上原価が前年同期比で+32.0%増加し、販管費が+42.0%増加。売上高は+31.1%増加ですが、コストの増加の方が高くカバーしきれていません。これだけコスト増加してしまっていると正直、卸売単価の下落がなくても、結局は下方修正になったような気もしますね(笑)。こっちが主要因じゃないでしょうか?

 同業の3186 ネクステージが7/1に上方修正を出していたので、ガリバーはどうかな?と思ったのですがこんな結果に。ネクステージは販売単価の上昇と台数の増加を上方修正の理由に挙げてますし小売はまずまず良さそうです。まぁ、そんなネクステージの営業利益率も2.6%ほどしかない低利益の業界なので抜群にいいかと言われると、「?」なんですが…。

・海外事業
売上高 114.13億円
セグメント損失 -0.05億円

 昨年後半から連結した海外子会社がいきなりの営業損失は痛いですが、そんな状態の会社だから買収出来たともいえるので何とも言えないところ。買収のために大きな借入金が発生しており、財務が悪化しているので黒字化が急務となりそうです。
 買収した時より円高が随分進行してしまいましたし、昨年秋から現在まで輸出抹消登録台数が前年割れしていることを考えると利益改善まで時間がかかりそうな雰囲気です。

 中古車自体はまずまず売れており、現在はそれを売るために販管費などが上昇している面もあるので想定より販売が増加したり、コスト削減が上手く行ったりしたら、再度修正を出す可能性もあるのかな?と思いますが、とにかく業績を読むのが下手くそな会社なので(ワザとかもしれないが)、株価的には落ちるとこまで落ちるまで待ってから行動しようと思います。現状の相場で500円を割るような水準まで行くとは思わないですけど、割ったら割ったでそれは美味しい気も。

 そういえば! 7/15から社名が変わることになっており、現在の「株式会社ガリバーインターナショナル」から、
「株式会社 I D O M」になるそうです。
読み方は「挑む(いどむ)だそうです。………、
「ダセ~~」(笑)
 ブランド名として「ガリバー」は残るので見かけは変わらないのですが、一体なんの会社なんだい? 誰が考えたんだい? と突っ込みたくなるほど「ダサい」です(笑)。ガリバーなんて社名めちゃくちゃカッコ良かったのに、一体なぜ?

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2012年2月より株式運用開始。現在は会社を退職し「長期投資家」を目指して日々勉強中です。
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