2017.08.05 13:17|3179 シュッピン
(2017年8月4日15時発表)

売上高 67.44億円(前期比+16.7%
営業利益 3.18億円(前期比+26.1%
経常利益 3.16億円(前期比+27.0%
当期純利益 2.17億円(前期比+27.4%

・売上高営業利益率(2017年度1Q)→2018年度1Q
(2017年度1Q 4.38%)→4.73%(改善
・売上高経常利益率
(2017年度1Q 4.31%)→4.69%(改善
・売上高純利益率
(2017年度1Q 2.96%)→3.23%(改善
・売上高原価率
(2017年度1Q 83.07%)→82.93%(改善
・売上高粗利益率
(2017年度1Q 16.93%)→17.07%(改善
・売上高販管費率
(2017年度1Q 12.55%)→12.34%(改善
・販管費率(対粗利益)
(2017年度1Q 74.15%)→72.30%(改善

・営業利益の四半期別前年比
1Q +26.05%

◎事業別
・カメラ事業
売上高 48.30億円(前年同期比+11.0%
セグメント利益 3.88億円(前年同期比+13.4%

・時計事業
売上高 16.79億円(前年同期比+37.0%
セグメント利益 0.86億円(前年同期比+94.3%

・筆記具事業
売上高 1.40億円(前年同期比+18.0%
セグメント利益 0.13億円(前年同期比+13.5%

・自転車事業
売上高 0.94億円(前年同期比+13.2%
セグメント損失 -0.03億円(前年同期は2.1万円の損失)

 自転車事業以外は増収増益を確保。自転車事業は2ケタの増収ではありますが、値引きによる粗利益率低下と販管費の増加で赤字幅は拡大。ただ、業績への影響は軽微な事業なので今はあってもなくてもと言う感じです。この事業だけはなかなか上向きになりませんね。

 利益率その他指標は全て改善し、原価率・販管費率ともに前期比でマイナスとなる良好な状態に見えます。これ以上下がるかと言うと、また別の話ではありますが、常に下げることを(特に販管費)意識している会社なので、余程のことがない限りポーンと上がることなく安定的な数字を出すと思います。元々営業利益率5%が目標で、今1Qで4.73%なのであと少しなので、そこまでは行けそうな雰囲気ですね。買取金額を下げて販売価格を上げれば短期的に利益率は向上するんでしょうが、客は離れて行くでしょうし、元々高い利益率を目指している会社ではないですし、自分から会員登録をしてくるような良質な顧客を減らしてまでやる価値はないため、ここはそういったことはしない気がします。在庫の増加ペースも増えて仕入れも順調そうです。会社いわく「価値ある在庫」が着実に増加しているそうです。

 会員数は7月が前月比+3,346人となり総会員数は32.9万人に。昨年12月に+3,437人増加と初めて3,000人を超えてから8か月連続で毎月+3,000人超の入会者となっており順調。
 2Q最初の7月月次も前年同期比138.5%となり11か月連続で前年比プラスを維持。昨年6~8月の月次が前年比マイナスでありハードルが低いことを考慮しても十分な伸び率ではないでしょうか。同時期は免税の売上が非常に低調でしたが、現在は再び増加傾向となっており、業績への影響はそこまで大きくないですが堅調な印象です。資料を見るとカメラではなく時計事業の店舗売上が前年比で146.9%の増加、金額にすると+3.32億円も増加しているのが印象的ですね。やはり時計はじかに触って買う人が多いんでしょうか。

 あえて言うと月次ベースで見る売上高EC比率が少し気になるぐらいでしょうか。6月まで21か月連続で60%台を維持していたのですが、最新の7月では57.1%に低下。と言ってもEC売上高自体は前年比121.0%と伸びていますし、その伸びよりも店舗売上の伸び率がより高かったんでしょうし、EC売上高がマイナスになって比率が下がるなら問題なんでしょうが、そういった兆候も数字上は見受けられないので現状では特に問題ではないのかな。

 現在、リユース各社は苦戦していますが、ここは非常に好調で三四半期連続の増収増益。中国人による爆買いが~と言われて買われ始めた印象の株価も、爆買いが無くなった今でも高値維持しているのは、それがなくても伸びて行ける会社との評価が固まったからなのかなと言う印象です。ただ、株価2,000円超えとなっており、そろそろ売りたい人も多くなりそうですし、分割に丁度良い株価なので、発行済株式数から見てもありそうな印象です。で、また2,000近辺になったらもう1回と言う感じでしょうか。
 新興市場から上がって分割を繰り返す企業がありますが、株価が1,000円以下、800円とかになるような分割は、それ以降株価の反応が悪くなる印象があり、やらない方がいいこともあるため2,000円近辺は可能性があるかなと感じます。まだ1,197万株しかないですし、規模的にはあと2回ぐらいあるんじゃないでしょうか?

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2017.08.02 20:58|9990 サックスバー
(2017年7月28日15時発表)

売上高 133.46億円(前期比+0.1%
営業利益 8.62億円(前期比-5.4%
経常利益 8.75億円(前期比-5.4%
当期純利益 5.43億円(前期比-7.1%

・売上高営業利益率(2017年度1Q)→2018年度1Q
(2017年度1Q 6.84%)→6.46%(悪化
・売上高経常利益率
(2017年度1Q 6.94%)→6.56%(悪化
・売上高純利益率
(2017年度1Q 4.39%)→4.07%(悪化
・売上高原価率
(2017年度1Q 52.09%)→51.81%(改善
・売上高粗利益率
(2017年度1Q 47.91%)→48.19%(改善
・売上高販管費率
(2017年度1Q 41.07%)→41.72%(悪化
・販管費率(対粗利益)
(2017年度1Q 85.72%)→86.58%(悪化

・営業利益の四半期別前年比
1Q -5.36%

●事業別
・小売事業等
売上高 126.31億円(前年同期比-0.2%
営業利益 7.84億円(粗利益率、販管費率から試算)(前年同期比-6.1%

・製造・卸売事業
売上高 8.67億円(前年同期比+9.2%
営業利益 0.78億円(総営業利益-小売営業利益で試算)(前年同期比+2.6%

 小売事業の売上高は毎期前年比で少しずつ低下傾向が継続。売上高の減少幅は小さいですが営業利益の減少幅が大きいと言うことは販売価格を下げて数を売ることに重点を置いている印象です。原価率は今期も頑張って下げていますが、販管費は小幅上昇傾向が継続となっており、販管費で調整するのは難しくなってきた気がします。原価率もここからどれだけ下げられるかは微妙ですし、店舗売上が回復してこないと厳しそうですね(苦笑)。

 月次を見ると4~6月は既存店が3か月連続で前期比マイナス(前年からの累計では8か月連続)。全社は4月が101.0%と3か月ぶりにプラスを記録しましたが、5・6月は小幅マイナス。3か月累計では全社99.8%、既存店96.8%となり、期初の会社予想である既存店売上高前年比101.5%を下回る結果となっています。
 8/2に発表の2Q一発目の7月月次は全社99.4%、既存店96.1%で、変わらず低調な推移であることが確認でき、今期は7月末までで出店11店舗、退店8店舗となっており、昨年度同期の出店17店舗、退店5店舗と比較すると出店ペースが鈍り、退店ペースが速くなってますね。現状で既存店売上高が上向きになりませんし、出店し続けても…と言う感じでしょうか。

●小売製品別売上高
・ハンドバッグ 前年同期比+18.6%
・インポートバッグ 前年同期比+7.9%
・財布 前年同期比-3.8%
・雑貨類 前年同期比-1.2%
・トラベルバッグ 前年同期比-0.1%
・メンズバッグ 前年同期比-2.1%
・カジュアルバッグ 前年同期比-16.9%

 今期も前期に引き続きハンドバッグ頼りではありますが、横ばいだったインポートバッグが+7.9%とまずまずの数字となっているので最悪と言うほどでもないのかなと。他の製品もマイナス幅はそこまで大きくないですしね。ただ、売上高はそうでも値下げなどを頻繁に行っている雰囲気で利益は伸びないのが微妙なところ。トラベル・メンズバッグと言うことで男性用が多いのですが、女性以上に男性の財布のヒマは固く、そもそも頻繁に新しいバッグは買わない気も。それか他のECショップなどで高めのバッグなどを購入しているのかも。なんにしろ女性次第と言うのは変わらないんでしょう。カジュアルバッグの落ち込みが比較的大きいのは、人気アパレルブランドとの提携商品の売上が大幅に減少したためだそうです。

 卸売は新ブランドの取り扱いを1月から開始しており堅調な伸び。全体に比して影響はまだ小さいですが、伸びている事業があるとないとでは印象がだいぶ違うのでこちらに力を入れ始めたのは正解なんでしょう。

 普通、既存店がこれだけ長い間低迷すると、もっとガクっと利益が落ちても不思議ではありませんが(ライトオンのように)、ここは原価率を抑え、販管費率も少しずつ下げていたため決算的には大崩れはしていません。ただ、下げ続けていた販管費率も前期からは横ばい~少し上昇傾向となっているため、ここから更に…と言うのは厳しい印象です。短信にはEC比率などが記載されていないのですが、前期末まででもなかなか上がっていないため、そろそろ本腰を入れてECに取り組んだ方が良い気がします。行くのが面倒で店舗では買わないけれど、ネットでジックリ選んだ少々高い商品を買っている人も多そうですし、良い会社だけにどうにかしたいですね(苦笑)。

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2017.07.29 22:44|8914 エリアリンク
(2017年7月28日16時発表)

売上高 103.94億円(前期比+17.4%) 会社予想 +3.1%
営業利益 12.74億円(前期比+4.2%) 会社予想 -20.1%
経常利益 13.00億円(前期比+4.5%) 会社予想 -23.0%
当期純利益 8.57億円(前期比+8.7%) 会社予想 -23.1%

・売上高営業利益率(2016年度2Q)→2017年度2Q
(2017年度2Q 13.83%)→12.26%(悪化
・売上高経常利益率
(2017年度2Q 14.06%)→12.51%(悪化
・売上高純利益率
(2017年度2Q 8.91%)→8.25%(悪化
・売上高原価率
(2017年度2Q 70.81%)→72.26%(悪化
・売上高粗利益率
(2017年度2Q 29.19%)→27.74%(悪化
・売上高販管費率
(2017年度2Q 15.36%)→15.48%(悪化
・販管費率(対粗利益)
(2017年度2Q 52.62%)→55.80%(悪化

・営業利益の四半期別前年比
1Q +5.74%
2Q +2.44%

 7/24に業績予想の修正を発表しており、中間は大幅な上方、通期は小幅な上方修正となっていました。これを見た時はへぇ~6月までの月次はそんな良くなかったのにな~、と思ったのですが、事業ごとの数字を見ないことには本当に好調なのか分からない会社なので、決算はいつも以上に注目していました。

●セグメント別業績
◎不動産運用サービス事業
売上高 91.80億円(前年同期比+13.6%) 1Q時 +13.3%
セグメント利益 15.14億円(前年同期比+0.8%) 1Q時 +3.5%

(内訳)
・ストレージ運用
売上高 48.06億円(前年同期比+15.6%) 1Q時 +15.4%
セグメント利益 8.40億円(前年同期比+3.7%) 1Q時 +10.3%

・ストレージ流動化
売上高 33.53億円(前年同期比+12.8%) 1Q時 +12.2%
セグメント利益 4.00億円(前年同期比-6.1%) 1Q時 -2.0%

(ストレージ運用+流動化合計)
売上高 81.59億円(前年同期比+14.4%) 1Q時 +14.05%
セグメント利益 12.40億円(前年同期比+0.3%) 1Q時 +6.10%

・その他不動産運用サービス
売上高 10.19億円(前年同期比+7.6%) 1Q時 +7.7%
セグメント利益 2.73億円(前年同期比+3.0%) 1Q時 -8.5% 

◎不動産再生・流動化サービス事業
売上高 12.12億円(前年同期比+57.8%) 1Q時 +66.1%
セグメント利益 3.45億円(前年同期比+73.4%) 1Q時 +77.1%

 元々の会社中間予想がかなり低く期初予想の達成は可能性が高かったので上方修正常習犯のこことしては普通なのかなと言う印象。問題はどの事業が好調かなのですが、数字だけを見るとストレージは流動化、運用ともに1Qより利益の伸び率を落としており、悪くない数字ながら少し微妙な印象。全体の営業利益の伸びも2Q単体では+2.44%とたいした数字でもないので、期初予想からの修正値の伸び率を見たインパクトと前期からの伸び率と見比べると、そこまで良い数字でもない気がします。利益率その他の指標は全て前年同期より悪いです。

 2Q単体で見ると、
◎不動産運用サービス事業
売上高 46.47億円(前年同期比+13.9%
セグメント利益 7.38億円(前年同期比-1.9%

・ストレージ運用
売上高 24.58億円(前年同期比+15.7%
セグメント利益 3.99億円(前年同期比-2.8%

・ストレージ流動化
売上高 16.60億円(前年同期比+13.4%
セグメント利益 1.81億円(前年同期比-10.90%

・運用+流動化合計
売上高 41.18億円(前年同期比+14.7%
セグメント利益 5.80億円(前年同期比-5.53%

 2Qに限ればストレージは増収減益であり、流動化は2四半期連続のマイナスとなっています。

 6月末の稼働率を見ると、既存が83.45%(前年同期84.03%)、新規が42.43%(前年同期46.04%)となっており、開設ペースはそんなに変わらないのですが、前期に比べて稼働率の上昇が1Q同様に遅く感じます。特に新規ですね。この点は1Qの稼働率が目立っていたので気になっていました。前期から力を入れ始めた建築確認などで開設まで時間がかかり余計なコストが発生しているだけなら、それはそれで良いのですが今後も新規稼働率の伸びは気にしておこうと思います。
 売上高は2Q単体で見ても相変わらず高い水準の伸びですし、3Q以降に利益化してくることも十分あるので、現状は少し気になる事があるが、そんなに悪くはない程度の認識です。ストレージに限った話ですが。

 前年度に力を入れ始めた底地事業を含む不動産再生・流動化サービスは絶好調。売上高、利益ともに既に前年度通期を超過しています。正直な感想、今回の上方修正はこちらの好調さと1Qのストレージ事業が思いのほか良かったことに寄るものかなと。と言うか元々、会社予想がわざと低く設定されていたんだと思います。ここが業績予想をしてその範囲になったことなんかほぼないですから(笑)。

 短信を見ると販売用不動産は34.90億円(前期末35.61億円)、仕掛販売用不動産18.85億円(前期末3.35億円)となっており、販売する物はまだまだあるため、ストレージの利益が若干伸び悩んでも不動産再生・流動化サービスで調整がききそう。ただ、この会社は年末までに来年度の目標を決める(が、良い意味で守ったことはない(笑))ため、急に売らなかったりするので販売を今1、2Qと同様のペースでやるかは微妙なところです。中間の実績数字と通期予想の差を考えるとストレージの伸びだけでは足らない気がするので売るとは思いますが、仮にストレージが伸びてきて行けそうだとなれば、そこそこに抑えそうな気もします。

 底地販売と言う保険が今のところはあるので、業績予想自体は達成できそうと言う雰囲気。ただ、ストレージの将来を楽しみにしている方にとっては2Q単体での落ち込み、今の稼働率の伸びの遅さが一過性なのかは気になるところですね。なんにしろこの会社で業績予想をするのは難しいです。会社予想自体がアテにならないですし、守る気もないですしね(笑)。来年度の目標を決めて種まきをする期間と言うのは一体なんのことなのかと(笑)。それでも大体は良い方向で裏切る会社なので今のところは大丈夫そうかなと。ただ、前も言ったかもしれませんが会社予想の出し方があんまり感心するやり方ではないかな。業績予想を出して良くも悪くも守れないと言うのは、自身の事業を予想できていないとも言えますから微妙な気もします。まぁ、そういう事業だから仕方ないと言えば終わりなんですが(笑)。

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2017.07.22 18:20|7599 ガリバー
(2017年7月12日15時発表)

売上高 711.30億円(前期比+7.5%
営業利益 12.43億円(前期比-0.2%
経常利益 9.03億円(前期比-23.0%
当期純利益 4.57億円(前期比-37.5%

・売上高営業利益率(2017年度1Q)→2018年度1Q
(2017年度1Q 1.88%)→1.75%(悪化
・売上高経常利益率
(2017年度1Q 1.77%)→1.27%(悪化
・売上高純利益率
(2017年度1Q 1.11%)→0.64%(悪化
・売上高原価率
(2017年度1Q 77.33%)→77.38%(悪化
・売上高粗利益率
(2017年度1Q 22.67%)→22.62%(悪化
・売上高販管費率
(2017年度1Q 20.79%)→20.87%(悪化
・販管費率(対粗利益)
(2017年度1Q 91.70%)→92.27%(悪化

・営業利益の四半期別前年比
1Q -0.16%

●地域別セグメント業績
・日本
売上高 605.62億円(前年同期比+11.4%
セグメント利益 15.69億円(前年同期比+16.4%

・豪州
売上高 101.84億円(前年同期比-10.8%
セグメント損失 -2.32億円(前年同期-0.05億円の損失)

 売上高は国内小売が好調のため+7.5%の増収。セグメント利益も増益と国内は他社同様に好調です。
●主要項目前期比比較
・買取台数 48,369台 → 48,726台(前期比+357台
・卸売台数 31,819台 → 31,393台(前期比-426台
・小売台数 23,396台 → 32,947台(前期比+9,551台

 卸売台数は小売への変換を図っているので減っていて良いのですが買取台数があまり伸びませんね。毎期数十店舗増加している割にはと言う感じです。小売台数は粗利益率を下げてまで売っているので毎四半期高い伸びです。
 中古車市場全体としては2017年1~6月の6か月中5か月が前期比プラスで現在4か月連続プラス。四半期も2四半期連続でプラスになるなどまずまずの環境。伸び率は1~3月が102.1%、4~6月が104.1%とここ5年間では高い伸びではありますが、新車ほどは伸びませんね。

 国内はネクステージなど競合他社が伸長して、ネクステージの今期売上高予想は1,000億円ほど。まだガリバーの半分よりも少ない水準ではありますが、毎期10~20%伸びてきており数年後には…と言う雰囲気。今1Qのガリバーの営業利益は1.75%ですが、ネクステージは2Q時点で2.78%。小売は薄利多売の事業なので率としては高くないですが、その中でも約1%ほど違うのでネクステージの方が効率良く売っている印象ですね。原価率はネクステージの方が高いので、高く買い取って少ない店舗で安く売っているイメージがあります。
 ネクステージは毎期数十店舗も増やすわけではないので売上高販管費率は12~14%ほどで安定していますが、ガリバーは毎期20%ほど。とにかく販管費がかかる会社です。新規出店費用が足を引っ張っているとしか思えないのですが(笑)。現状の店舗でも多く感じるのですが、ネクステージその他も店舗を増やしている中、更に…と増やしても効果はあるのかな? と以前から疑問が。

 市況がまずまずなので国内は良かったのですが、豪州事業が低調。豪州全体の新車販売はそこまで悪くないのですが(17年1~6月累計は前年比+0.2%)、会社資料の「西オーストラリア新車市場」は昨年から前年比マイナスが続いています。「西」と言うのが微妙なところで豪州の西ってあまり人が住んでいるイメージがありません(笑)。シドニーとかメルボルンは東ですよね? 
 地域の市況が悪いのに加えて「のれん」を消却しなければいけないため更に利益を削りますし、今1Q時点で「のれん」の残りは92.42億円が計上されており、15年度末が19.97億円だったことを考えると償却が終わるのはまだまだ先だなぁ~と言う感じですね。現時点ではハッキリしませんが豪州事業買収が正しかったのか検証が必要かも。
 元々豪州自体の自動車販売も16年の1年間で117万台ほどと日本市場の1/4ほどですし、実はこれが現時点で過去最高の数字らしいのでここから大きく伸びるイメージもないんですよね。数年前のIRなどで東南アジア、豪州などに進出すると出た時は非常に期待感があったのですが考えていたような中古車販売だけと言う事業ではありませんし、現状はまだ成功とは程遠い感じです。これが更に数年後に毎期プラスを記録するようになるなら先見の明があったと言うことになると思うので会社側はそんなに気にしていない雰囲気もあるのですが、今後どうなるんでしょうかね?

 国内が好調になってきたので今期に限れば前期比でそこまで可笑しな決算にはならない印象ですが、如何せん出店攻勢をやめないのが引っかかります。店舗ってそこまで細かく必要なんですかね?

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2017.07.05 20:15|4745 東京個別
(2017年7月5日15時20分発表)

売上高 34.28億円(前期比+5.3%
営業利益 -7.57億円(前期-9.54億円の赤字) 赤字幅縮小
経常利益 -7.56億円(前期-9.52億円の赤字) 赤字幅縮小
当期純利益 -5.43億円(前期-6.70億円の赤字) 赤字幅縮小

・売上高営業利益率(2017年度1Q)→2018年度1Q
(2017年度1Q -29.32%)→-22.08%(改善
・売上高経常利益率
(2017年度1Q -29.28%)→-22.07%(改善
・売上高純利益率
(2017年度1Q -20.61%)→-15.87%(改善
・売上高原価率
(2017年度1Q 76.93%)→77.08%(悪化
・売上高粗利益率
(2017年度1Q 23.07%)→22.92%(悪化
・売上高販管費率
(2017年度1Q 52.38%)→45.00%(改善
・販管費率(対粗利益)
(2017年度1Q 227.09%)→196.35%(改善

・営業利益の四半期別前年比
1Q 赤字幅縮小

 随分と長い間ここを見ていますが1Qで赤字額が前年同期より減ったのは2010年度以降で初めてとなります。1Qの売上高増とCMその他のコスト増加による利益赤字増加と言う形式だったので短信を見た時、何かあったんじゃないかとビックリしました(笑)。

 原価率は前期比で若干悪化して%では僅か+0.15%ですが金額にすると+1.38億円ほど。一方で販管費率は-7.38%と大幅に低下。金額にすると-1.62億円。売上原価と販管費合計は前期比で-0.23億円となり売上増とコストダウンで赤字幅縮小と言う結果に。

 売上原価の内訳では講師給与が前年比で+1.48億円となっており原価上昇の要因はほぼこれですね。他を少しずつ削って1.38億円になっていますが、今回は随分と増やした印象です。

 販管費の内訳では広告宣伝費が-1.91億円の減少となっており大幅なカットとなっています。前年通期で言うと年間の広告宣伝費は21.84億円で1Q単体では10.31億円。年間予算のほぼ半分を1Qで使い生徒募集、講師募集をかけるのですが今期は少なく済んでますね。短信によれば「都市部ドミナント戦略」や最適メディアの選択によって広告費を抑制とあり効果があった雰囲気。
 前年度1Q終了時点での新規入会者数並びに在籍生徒数との比較では、
・新規入会者数
前年度1Q 7,057名(対前年比108.9%) → 今年度1Q 7,553名(対前年比107.0%

・5月末在籍生徒数
前年度1Q 25,276名(対前年比106.1%) → 今年度1Q 26,538名(対前年比105.0%

 広告費を抑えても十分な生徒数を確保できており、数字上は上手くいっている印象です。ドミナント自体は数期前から進めていますが、やっと「これぐらいの広告費でいいのかな?」と言うラインが見えてきたのかも。

 前年度のように講習会シーズンに悪天候が重なり利益化できなかったこともあるので注意は必要ですが、まずは順調な1Qかと思われます。今期は通期で売上高+5.0%の会社予想となっており控えめですしね。

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Author:たぐまる
2012年2月より株式運用開始。現在は会社を退職し「長期投資家」を目指して日々勉強中です。
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