2017.05.21 22:13|6879 イマジカ
(2017年5月11日15時発表)

売上高 875.86億円(前期比+25.1%) 会社予想(超過
営業利益 17.87億円(前期比+173.4%) 会社予想(超過
経常利益 20.14億円(前期比+165.0%) 会社予想(超過
当期純利益 17.07億円(前期比は-15.55億円の赤字) 会社予想(超過

・売上高営業利益率(2016年度4Q)→2017年度4Q
(2016年度4Q 0.00%)→2.04%(改善
・売上高経常利益率
(2016年度4Q 1.09%)→2.30%(改善
・売上高純利益率
(2016年度4Q -2.22%)→1.95%(改善
・売上高原価率
(2016年度4Q 69.30%)→71.22%(悪化
・売上高粗利益率
(2016年度4Q 30.70%)→28.78%(悪化
・売上高販管費率
(2016年度4Q 29.76%)→26.74%(改善
・販管費率(対粗利益)
(2016年度4Q 96.96%)→92.91%(改善

・営業利益の四半期別前年比
1Q 赤字転落
2Q 黒字化
3Q +66.01%
4Q 黒字化

●セグメント別業績
◎映像技術サービス事業
売上高 156.09億円(前年同期比+4.7%) 1Q時 -0.4% 2Q時 -2.0% 3Q時 +1.5%
営業利益 12.28億円(前年同期比+25.9%) 1Q時 -23.9% 2Q時 +9.7% 3Q時 +27.3%

 1Q低調も2Qから回復。3Qからは今までの短信にはなかった「IP配信業者からの受注が増加」と言う文言が入るようになっています。現在スカパー!もIPサービスに力を入れているようですし4K専門チャンネルなどで共同制作をしているため主にスカパー!のことでしょうか。テレビ等のポスプロが伸びないなか久しぶりに出てきた新たな収益源として期待できるのか注目されます。

◎映像ソフト事業
売上高 215.60億円(前年同期比+75.0%) 1Q時 +101.1% 2Q時 +91.7% 3Q時 +107.0%
営業利益 10.08億円(前年同期比+115.6%) 1Q時 +1261.0% 2Q時 +929.1% 3Q時 +1288.7%

 期中にOLMなどを子会社化したため大きな増収増益。既存のCM制作なども堅調でした。あまり目立ちませんが昨年話題になった欅坂46のデビュー曲のPVなどはこの事業に属する子会社の制作です。2曲目もたしかそうです。

◎放送事業
売上高 57.44億円(前年同期比-1.5%) 1Q時 +4.0% 2Q時 -1.7% 3Q時 -1.1%
営業利益 1.89億円(前年同期比+34.2%) 1Q時 +212.8% 2Q時 +145.9% 3Q時 +189.5%

 昨年春に業績の悪い子会社1社を売却し採算が改善。15年度に黒字化してから3期連続の増益となりました。今春先には海外映画などを放送していたIMAGICAティーヴィーをWOWOWに売却することで合意。

◎映像システム事業
売上高 139.76億円(前年同期比+15.8%) 1Q時 +9.7% 2Q時 +12.4% 3Q時 +3.5%
営業利益 13.38億円(前年同期比+8.2%) 1Q時 -27.9% 2Q時 -2.0% 3Q時 -51.8%

 グループ唯一の高利益事業ですが3Qで想定外の前期比-51.8%の減益でした。こりゃマズイんじゃないか?と心配していたのですが4Qで急回復。為替は2Qが円高、3Q円安、4Q円高と言う感じだったので3Q時は2Qの円高が受注に影響したのかも。プロ用機器で大型案件受注、4K・8K対応案件を獲得できたようですが、この流れだと次の1Qはまた少し落ち込むような気も。

◎人材コンサルティング事業
売上高 114.76億円(前年同期比-12.8%) 1Q時 -11.5% 2Q時 -10.8% 3Q時 -12.4%
営業利益 4.96億円(前年同期比+19.7%) 1Q時 -19.5% 2Q時 +4.3% 3Q時 -14.1%

 1Qよりグループ内の再編で映像技術者が映像技術サービス事業に転籍。売上高は伸び悩んだものの人件費軽量化で増益。ゲームなどのデバック作業案件が堅調。

◎メディア・ローカライゼーション事業
売上高 216.58億円(前年同期比+32.3%) 1Q時 48.48億円 2Q時 +86.4% 3Q時 +44.1%
営業損失 -11.61億円(前年同期は-15.35億円の損失) 1Q時 -7.78億円 2Q時 -10.24億円 3Q時 -12.04億円
 売上高は大きく伸びましたがのれん償却の関係で赤字は当分続く見通し。今期の業績予想を見ると「のれん等償却額」は全体で14億円(前期15億円)を見込むようです。正直、この事業の先行きがまだ見通せません(笑)。

 全体として営業利益率などは前期より回復しましたが依然として2%台とかなり低い水準。原価率は上がって粗利益は下がっており販管費を切り詰めた増益と言う印象もありますが、連続していた大型M&Aも一段落したため今期の業績が今後のベースになりそうな雰囲気も感じます。幾分余裕はありますが、M&Aの影響で悪化した財務はまだ回復していませんし、依然としてバカ高いのれんは残ったままなので今後の消却額などで業績は変化しそうですね。期中にコロっと変えるので業績予想はかなり難しいです(苦笑)。

 会社予想は前期から通期予想のみで売上高+0.4%、営業利益-10.5%、経常利益-25.5%。純利益予想は無し。この会社の業績予想はほとんど意味がないのでむしろ控えめな数字で良かったんじゃないでしょうか。
 既に短信にも今1Q期間内に子会社の株式譲渡益を計上予定とあり、金額は精査中となっていますから、まずはそれを確認したいところです。洋画で定評のあるチャンネルで自分もよく見てはいたのですが、如何せん年代が古いものばかりで「これ、見てる人多くないよね?」と感じていたのですが、WOWOWへの譲渡と言うことで見られる映画も増えるでしょうし良い判断なのかなと。英国系の映画に強いチャンネルで重宝している人もいたでしょうし残って良かった(笑)。

 今回の数字で目標株価を算出すると372円ほど。数年前は営業利益20億円は稼げる会社でしたし映像コンテンツにはかかせない企業なので復活して欲しいです。

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2017.05.15 20:47|6005 三浦工業
(2017年5月15日15時発表)

売上高 1025.49億円(前期比+3.6%) 会社予想 +5.0%(少し未達
営業利益 105.77億円(前期比+3.5%) 会社予想 +1.8%(達成
経常利益 119.13億円(前期比+9.4%) 会社予想 +4.7%(達成
当期純利益 81.63億円(前期比+9.2%) 会社予想 +4.3%(達成

・売上高営業利益率(2016年度4Q)→2017年度4Q
(2016年度4Q 10.32%)→10.31%(変わらず)
・売上高経常利益率
(2016年度4Q 10.99%)→11.62%(改善
・売上高純利益率
(2016年度4Q 7.55%)→7.96%(改善
・売上高原価率
(2016年度4Q 59.41%)→59.35%(変わらず)
・売上高粗利益率
(2016年度4Q 40.59%)→40.65%(変わらず)
・売上高販管費率
(2016年度4Q 30.27%)→30.33%(変わらず)
・販管費率(対粗利益)
(2016年度4Q 74.57%)→74.62%(変わらず)

・営業利益の四半期別前年比
1Q -20.12%
2Q +5.14%
3Q +4.22%
4Q +11.10%

●セグメント別業績
◎国内機器販売事業
売上高 550.40億円(前年同期比+5.9%) 1Q時 +10.9% 2Q時 +5.5% 3Q時 +7.8%
セグメント利益 30.26億円(前年同期比+18.7%) 2Q時 +48.2% 3Q時 +57.0%

 小型貫流ボイラ関連、バラスト水処理装置が好調。ベースアップや増員などの人件費、研究費増も増収効果で増益。

◎国内メンテナンス事業
売上高 282.87億円(前年同期比+4.6%) 1Q時 +4.3% 2Q時 +3.7% 3Q時 +4.1%
セグメント利益 64.09億円(前年同期比+0.7%) 2Q時 +1.9% 3Q時 -1.7%

 売上増加も人件費増加で3Q時は減益も4Qでプラスに回復。

◎海外機器販売事業
売上高 147.89億円(前年同期比-7.7%) 1Q時 -24.8% 2Q時 -21.1% 3Q時 -24.8%
セグメント利益 7.49億円(前年同期比-40.2%) 2Q時 -96.0% 3Q時 -73.5%

 米国・台湾の販売台数が低調だが中国・韓国は現地通貨ベースで売上増。円換算ベースではドル円が昨年1~3月112~120円ほどだったこともあり今期は若干の円高傾向のため減収減益。ただ、4Q期間が3Q期間と比べて円安傾向だった影響もあり減収減益幅は大きく縮小しています。

◎海外メンテナンス事業
売上高 43.78億円(前年同期比+9.8%) 1Q時 -3.2% 2Q時 +4.8% 3Q時 +4.7%
セグメント利益 0.94億円(前年-3.71億円の赤字から黒字転換) 2Q時 -1.28億円赤字 3Q時 0.17億円

 1Qのみ低調で少し心配されましたが2Qからは増収増益傾向。前期末で営業赤字でしたが黒字転換と順調に伸びてきた印象です。

 全体としては1Qのみ減益で2Q以降は国内事業の好調さでカバー。会社予想に対して売上高のみ若干の未達ではありますが、だいたい3Q時に持った印象に近い数字となりました。1Q以外は指標等はほとんど前年度と変わらず非常に安定していました。報道等では韓国の海運業がかなりマズイ状況と言うことだったので、今期はどうかな?と考えてましたがバラスト水処理装置と言う新しく柱に育つことが期待される製品もあり増収増益を確保。まだ説明会資料が出るのは当分先なので地域別売上高などはその時に確認したいと思います。しかし、ここまで安定している特に書くこともないのです楽ですね。元々優良企業なのが普通の業績を残しただけなので色々と詮索することもなく難しく考えないで済むので楽しいです(笑)。
 
 決算と同時にIRを発表しており、7/3を譲渡日とした子会社によるM&Aを発表しています。対象は「アイナックス稲本HD及び株式会社アイナックスおよび株式会社稲本製作所」と言うことです。業務用洗濯機・乾燥機などの事業を行っており業界では大手と呼ばれる存在かと思われますので非常に良いM&Aなのではないでしょうか。
 昨年度の実績で売上高151億円、営業利益10億円となっており、今期(6月決算)3月末までの実績で売上高188億円、営業利益17億円の結構な優良企業です。今回初めて連結売上高1,000億円に到達した三浦工業にとっては規模感も丁度よい会社ですし、既存事業との相性も良さそうな製品を扱っている企業のため見るかなり良さそうです。

 今回の数字で目標株価を算出すると1,141円ほど。ただ上記のM&Aも考慮されて今期の会社予想は売上高1100億円(前期比+7.3%)、営業利益118億円(前期比+11.56%)、経常利益126億円(前期比+5.8%)、純利益87億円(前期比+6.6%)と控えめな数字を出すこの会社としては強気の数字。この点を考慮して1,300円ほどにしておこうと思います。
 今日の終値で1,942円でPERは30倍ほどとなっており割安感はないですが安定的な業績に加えて良さそうなM&Aがトッピングされましたし、まだバラスト水処理装置の将来の売上規模も天井が見えていない状態なので面白そうな気も。ただ、直近で上げていたのでその辺りがどうかと言う感じでしょうか。地合いも微妙なところですしね。でもここは上げそうな気がします。残念ながら自分は見ているだけですが(笑)。

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2017.05.11 11:55|6727 ワコム
(2017年5月10日15時発表)
(5/2に業績予想を下方修正。今期3回目)
売上高 713.14億円(前期比-8.1%) 会社予想 715.00億円
営業利益 -11.71億円(前期36.64億円の黒字) 会社予想 -11.50億円
経常利益 -8.70億円(前期37.77億円の黒字) 会社予想 -9.00億円
当期純利益 -55.34億円(前期23.10億円の黒字) 会社予想 -55.50億円

・売上高営業利益率(2016年度4Q)→2017年度4Q
(2016年度4Q 4.72%)→-1.64%(悪化
・売上高経常利益率
(2016年度4Q 4.87%)→-1.22%(悪化
・売上高純利益率
(2016年度4Q 2.98%)→-7.76%(悪化
・売上高原価率
(2016年度4Q 60.38%)→61.35%(悪化
・売上高粗利益率
(2016年度4Q 39.62%)→38.65%(悪化
・売上高販管費率
(2016年度4Q 34.90%)→40.30%(悪化
・販管費率(対粗利益)
(2016年度4Q 88.08%)→104.25%(悪化

・営業利益の四半期別前年比
1Q 赤字転落
2Q -72.87%
3Q -45.20%
4Q 赤字幅拡大

 2014年度の営業利益86.63億円をピークに3期連続の減益でとうとう営業赤字を計上。坂道を転がり落ちるスピードが加速してますね(苦笑)。資料を見るとひたすら「円高が~」を連呼していますが、一番の問題は商品が売れないことと馬鹿高い研究開発費(以前の倍)を投入しているのに出てくる商品は小粒のオモチャのような製品でかつ売れていないことでしょう。為替は確かに昨年の初夏に100円台まで行っていますがその後は円安傾向になり3Q、4Q期間の平均は110円以上あったハズです。なのに営業利益の前年比は3Qで-45.20%、4Qでは赤字幅拡大と回復しておらず、為替の問題ではないことは明らかかなと。

 そもそも最高益の14年度の為替は90~100円ほどでしたし製品さえ売れていれば為替は大きな問題ではない企業だったハズなのですが…。この時はサムスンのギャラクシーシリーズが大ヒットした背景があり、それ以後のサムスンの苦戦が大きく影響したことは否めないですが、そこから海外での活動に力を入れ始め、バカ高い研究開発費に予算をつけて売れない製品を作ったのは現在の経営陣なので「為替が~」とあまり言うのは違うかなと。
 3月のIRで今期終了後の代表取締役の交代を発表しているのですが、「予定」となっておりまだ確定ではない雰囲気。素人考えでは17年度に責任をとって辞める手もあったはずなのですが、なぜわざわざ今期いっぱい引っ張るのかな?と。次の代表を誰にするのかモメているのか、はたまた今期業績が回復しようものなら続投してしまうのか、業績以上に注目されます。個人的には次は外人さん引っ張ってこないかなと期待しています(笑)。

 ほぼ全製品が悪いのでもう面倒なので個別に記載しませんが期を通して唯一良かったのはタブレット向けペン・センサーシステム。中国タブレット大手ファーウェイ社向けが今期から始まったためプラスになりやすかったのですが、売上高前年同期比+32.1%と好調でした。金額で言うと95.32億円から125.94億円に伸びてスマフォ向け132.08億円と肉薄してきたので今後はこちらが主力となりそうな雰囲気。実際会社の来期予想ではノートPC向けと合算ではありますが159.00億円が予想されており、スマフォ向けが110.00億円と減収予定なので逆転する予想となっています。

 来期に向けての基本戦略は代表が変わる予定の割にはいつもと同じことが書かれており、コスト削減が少し強めにかかれているだけで変わり映えはなし。相変わらず「WILL」の普及に力を入れるようですし、想定為替レートはドル円110円、ユーロ円118円と「イヤ、もっと下に想定しておきなさいよ…」と言う感じです(笑)。

 まずは営業利益率2%台への回復を目指すらしいのですが、今回減損を出して大きな損失計上となった「グローバルIT基盤システム投資」は見直して削減する一方で、研究開発費は「戦略的な増加」と称して増やす予定のようです。

・設備投資計画
24.0億円(前期比-33.0%
・減価償却費
28.0億円(前期比+8.8%
・研究開発費
49.0億円(前期比+11.4%

 2014年当時で20億円台だった研究開発費がいよいよ50億円の大台直前に…。その間に出た商品で画期的な商品はなく、今回の金額だけ見ると反省は全くしていない感じですね(笑)。次の代表へ事業を整理してバトンを渡すのかと期待したのですが、そんな雰囲気は全く感じない資料でした。
 もちろん新製品開発、次世代技術開発と言う名目なので大事なのは分かりますし、素人には分からない発明が今後出てくる可能性もあるのですが、イラスト、漫画関係で使う製品の使い勝手に関してはもう数世代前の性能で完成されている気もします。後は解像度とかペンの感応度の向上ぐらいじゃないでしょうか。あとはワコムが力を入れているデジタルカラーとかかな?
 以前、NHKで漫画家の浦沢直樹さんの番組にゲストで出た山本直樹さんの回を見たのですが、昔からワコム製品を使ってデジタルで漫画を描いてはいるのですが、使っている製品は昔の製品をずっと使っているそうです。漫画を描くと言う点ではもう大して新製品と変わらないらしい。使い勝手自体は文字がタテ打ち出来なかったりと不便さはあるものの、何度も書き直せる、レイヤーがある、背景やトーンなど作り置きのものを呼び出して使うなど十分らしいです(笑)。プロさえ買い換えないっていうのは面白いですね。ちなみに別の回では、浦沢さんのワコム製品が調子が悪く立ち上がらない不具合が出た時は、数回叩くと直ると言ってそのまま使ってました(笑)。このレベルの人でもサッと買い換えないんだと少しビックリした覚えがあります(笑)。

 今回の数字で目標株価を算出すると0円以下なのですが、会社の今期予想を元に136円と想定しておこうと思います。普通にやれば営業利益18億円と言うのは行けるとは思うのですが、どうなるやら。とりあえず社長交代の行方がハッキリするまでは保留です。

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2017.05.10 19:43|9990 サックスバー
(2017年5月10日15時発表)

売上高 567.47億円(前期比-0.4%) 会社予想 +1.5%(未達
営業利益 44.65億円(前期比-6.3%) 会社予想 -2.7%(未達
経常利益 45.26億円(前期比-6.6%) 会社予想 -3.3%(未達
当期純利益 26.58億円(前期比-10.9%) 会社予想 -3.1%(未達

・売上高営業利益率(2016年度4Q)→2017年度4Q
(2016年度4Q 8.37%)→7.87%(悪化
・売上高経常利益率
(2016年度4Q 8.50%)→7.98%(悪化
・売上高純利益率
(2016年度4Q 5.24%)→4.69%(悪化
・売上高原価率
(2016年度4Q 52.55%)→52.05%(改善
・売上高粗利益率
(2016年度4Q 47.45%)→47.95%(改善
・売上高販管費率
(2016年度4Q 39.08%)→40.08%(悪化
・販管費率(対粗利益)
(2016年度4Q 82.37%)→83.59%(悪化

・営業利益の四半期別前年比
1Q -6.04%
2Q -14.66%
3Q +3.11%
4Q -5.26%

 月次は12か月中、全店で7回、既存店で11回が前期割れ。累計では全店99.6%、既存店95.6%となり月次が分かる2011年度以降では初めてのマイナス。2015年11月から始まった下降トレンドがなが~く続いており、最新の4月月次は全店こそ101.0%でしたが既存店は98.3%で6か月連続のマイナス。
 ライトオンのように大きく業績が悪化となっていない要因としては原価率をひたすら下げて、販管費の伸び率を極力大きくしない努力をしているからだと思います。期末時点での売上高原価率は2010年度で55.40%でしたが今決算時で52.05%まで低下。この間、一度も上げることなく下げて続けているのは相当気を使っている印象です。販管費率も頑張って下げていましたがここ3期は上昇傾向で40%に入っています。

●事業別
・小売事業等
売上高 538.39億円(前年同期比-0.4%
セグメント利益 (推定)39.84億円(前年同期比-11.2%)(粗利益率48.0%、販管費率40.6%で計算)
 ハンドバッグは前年比+15.5%と好調でしたが、F1層(20~34歳までの女性)向けに力を入れたカジュアルバッグが-6.9%と低調。他製品も軒並み低調で男女ともに財布にヒモはかなり固い印象です。ただ、ECで購入している層は確実にいて、実際アタオなどは高額にも関わらず伸びているため、高級志向の人の購買意欲はあると思われます。サックスバーの価格帯は比較的安いのですが購入者の嗜好とは違うんでしょうね(苦笑)。
 専用HPや楽天などに店舗を出すなどEC用の購入窓口はありますが、短信によればECの売上高比率は当期で2%強しかなく数年かけても全く伸びていません。正直、有名ブランドではないので顧客が自社サイトに辿り着くのもなかなか難しいですし、楽天では色々なショップの中の一つでしかなくたまにセールをやっているショップぐらいにしか思われていない気もします(苦笑)。知名度が低すぎますし、サイトへ誘導する導線もないためECでは完全に立ち遅れている印象です。ブランドがゴチャゴチャしてて、これ!っていうのが無いんですよね…。イオンなどに行けば必ず店舗があるので見たことがある、通ったことがある人はかなりいると思うのですがサックスバーには結びつかないため、ブランドはもっと統一した方が良い気も。まぁ、服飾のアダストリアのようにブランドの細分化が上手く行くところもあるので、なんとも言えないですが…。

・製造・卸売事業
売上高 34.73億円(前年同期比+2.9%
セグメント利益 (推定)4.81億円(前年同期比+72.4%

 前年度が20%の伸びだったので期初は期待していたのですが、正直あまり伸びず残念な数字かなと。商品開発に注力するそうなので今後に期待したいところです。

 今期も新規出店は継続で36店舗を予定し、期中退店は15店舗予定。既存店売上高は当期比101.5%を見込んでいるのですが、4月の既存店は98.3%と早速、見込みを割っています(笑)。正直、既存店を立て直して欲しいですし、ECにもっと注力して欲しいので新規出店は少なく、退店は多くして欲しいかなと。今は原価率を下げて対応していますが、粗利益率は48%ほどと汎用品の小売としては目いっぱいのところまで来ており、これ以上の低下は厳しそうなので少し方向転換しても良い気が。ここから原価、販管費を下げるとすると人件費でしょうが、基本的に世間の時給などは上がる傾向のため、やり過ぎるとブラックと言われそうです(笑)。今現在はそんなことはないと思いますが。
 まだ営業利益率は小売としては高い7.87%あるので、現状ぐらいで推移する分には全然悪くないですし、EC比率を高める努力が見えてくれば…と言う感じで待ってたいです。ただ、総会に行った時に見た経営陣を見るとオッサンばかりで若い人がいなかったので、どこかから若い有能な人を引っ張ってくるぐらいのことをしないと厳しいのかも。なんでこんなにEC比率が伸びないのか(笑)。

 今回の数字で目標株価を算出すると1,952円と昨年より少し上となりました。法人税が下がったこともありますが、流動資産に含まれる棚卸資産がここは多いので自分の計算だと高くなってしまう傾向なのでこうなっちゃうんですよね…。月次が良くて回転している期間はこれぐらいあっても…と言う気がしていたのですが、物が売れない期間になるとただの利益を生まない在庫なのでかなり割り引かないといけないんでしょう。なんかこの2期は異常に多い気がします。

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2017.05.10 18:15|6036 KeePer技研
(2017年5月10日15時発表)

売上高 51.97億円(前期比+6.7%
営業利益 8.01億円(前期比+16.1%
経常利益 8.01億円(前期比+20.2%
当期純利益 4.85億円(前期比+15.7%

・売上高営業利益率(2016年度3Q)→2017年度3Q
(2016年度3Q 14.17%)→15.42%(改善
・売上高経常利益率
(2016年度3Q 13.70%)→15.43%(改善
・売上高純利益率
(2016年度3Q 8.62%)→9.35%(改善
・売上高原価率
(2016年度3Q 31.05%)→28.88%(改善
・売上高粗利益率
(2016年度3Q 68.95%)→71.12%(改善
・売上高販管費率
(2016年度3Q 54.78%)→55.70%(悪化
・販管費率(対粗利益)
(2016年度3Q 79.45%)→78.32%(改善

・営業利益の四半期別前年比
1Q +11.34%
2Q +3.30%
3Q +179.51%

●事業別業績
◎キーパー製品等関連事業
・店舗数 5,336店舗(前年同期比+448店舗)
1Q時 5,070店舗(前年同期比+424店舗) 
2Q時 5,300店舗(前年同期比+461店舗) 

・ダイヤモンドキーパーケミカル類の本数 前年同期比+20.0% 1Q時 +19.0% 2Q時 +9.8%
・売上高 33.12億円(前年同期比+3.2%) 1Q時 +7.7% 2Q時 +2.8%
・セグメント利益 6.62億円(前年同期比+8.4%) 1Q時 -1.2% -8.3%
           (内部取引分1.12億円を引くと4.38億円(前年同期比+7.1%(2Q時-10.3%))
 「キーパー技術コンテスト」を昨年の約60開催から115開催に倍増させた結果、出荷本数が+20.0%の増加。店舗数は2Q末の5,300店舗から+36店舗と微増。前年同期比では+448店舗となりましたが、2Q時との比較では減少となっています。
 う~む、このコンテストってガソリンスタンドなどのスタッフが参加するんだと思うのですが、費用その他は全て自腹なんですかね? 考えてみるとコンテストで使うケミカルなどでkeeperの売上が増えてもガソリンスタンド側は出費するだけなので考えようによっては損している気もするような? コンテストに出ないと技術認定してもらえないから出るが、必ずしもそれでガソリンスタンドに客が来るわけでもないと考えると、ケミカルを卸してもらって定期的に技術指導してもらうだけの方が安上がりのような気もしてきました。まぁ、こういうコンテストで賞をもらった店員がいますよ~と宣伝になる気はしますが、どうなんでしょう?
 今回の短信の記載の仕方を見ると、頑張ったのは会社ではなくて本来は顧客であるガソリンスタンド側の出費によるものにも見えてしまいますね(苦笑)。おかげで2Qでマイナスだったセグメント利益はプラスに回復しているのですが、何かスッキリしない増益です。

◎キーパーLABO運営事業
・店舗数 直営51店舗 FC店舗10店舗 合計 61店舗(3月末時点) 前期末 53店舗
・売上高 18.85億円(前年同期比+13.5%) 1Q時 +8.8% 2Q時 +13.2%
・セグメント利益 2.51億円(前年同期比+42.1%) 1Q時 +34.3% 2Q時 +55.4%
           (内部取引分1.12億円を含めると3.63億円(前年同期比+32.5%(2Q時+7.1%))

 セグメント利益が2.51億円とあるのですが、2Qも2.51億円だったので実質的に3Q単体は0だったと言う解釈でいいのかな? 月次ベースだと前期末から3月末までで8店舗の直営店の新規出店なのですが、短信は4月までに13店舗の新規オープン及び全面改装となっています。4月は4Q分なので月次を参考に1店舗引くと12店舗。リプレースと全面改装の計2店舗を引くと10店舗。数が合わないのですが、調べるのも面倒なのでだいたいそれくらい出店したんだと言うことでスルーします(笑)。
 売上高は出店効果もあり2Qに続いて二桁増加。利益が増えなかったのは出店コストと言うことなのかなと解釈して説明会資料などを待ちたいと思います。

 2Q時に年間予算の半分を割いて大規模な広告を打ったため、3Qはどうするのかと注目しましたが広告宣伝費は前期比0.3億円(62.8%減)と減少。ただ、これは前年度に東証一部上場変更の宣伝で全面広告を実施していたためで、今期はなかったための減少とあります。なので毎期春に行う広告を抑え目にしたのかは資料などで確認したいです。ただ、毎期理由があってやっていた広告を減らすと言う選択肢はあるのかな?

 なんだろう? 数字はすごく良いのですが毎回何かスッキリしない決算でモヤモヤします。業種は凄く好きなのですが、会社自体への興味がだんだんと薄れてきた気が(笑)。とりあえず資料を読んで次の4Qまで頑張ってそこで続けるか考えようと思います。

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2012年2月より株式運用開始。現在は会社を退職し「長期投資家」を目指して日々勉強中です。
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