2017.05.11 11:55|6727 ワコム
(2017年5月10日15時発表)
(5/2に業績予想を下方修正。今期3回目)
売上高 713.14億円(前期比-8.1%) 会社予想 715.00億円
営業利益 -11.71億円(前期36.64億円の黒字) 会社予想 -11.50億円
経常利益 -8.70億円(前期37.77億円の黒字) 会社予想 -9.00億円
当期純利益 -55.34億円(前期23.10億円の黒字) 会社予想 -55.50億円

・売上高営業利益率(2016年度4Q)→2017年度4Q
(2016年度4Q 4.72%)→-1.64%(悪化
・売上高経常利益率
(2016年度4Q 4.87%)→-1.22%(悪化
・売上高純利益率
(2016年度4Q 2.98%)→-7.76%(悪化
・売上高原価率
(2016年度4Q 60.38%)→61.35%(悪化
・売上高粗利益率
(2016年度4Q 39.62%)→38.65%(悪化
・売上高販管費率
(2016年度4Q 34.90%)→40.30%(悪化
・販管費率(対粗利益)
(2016年度4Q 88.08%)→104.25%(悪化

・営業利益の四半期別前年比
1Q 赤字転落
2Q -72.87%
3Q -45.20%
4Q 赤字幅拡大

 2014年度の営業利益86.63億円をピークに3期連続の減益でとうとう営業赤字を計上。坂道を転がり落ちるスピードが加速してますね(苦笑)。資料を見るとひたすら「円高が~」を連呼していますが、一番の問題は商品が売れないことと馬鹿高い研究開発費(以前の倍)を投入しているのに出てくる商品は小粒のオモチャのような製品でかつ売れていないことでしょう。為替は確かに昨年の初夏に100円台まで行っていますがその後は円安傾向になり3Q、4Q期間の平均は110円以上あったハズです。なのに営業利益の前年比は3Qで-45.20%、4Qでは赤字幅拡大と回復しておらず、為替の問題ではないことは明らかかなと。

 そもそも最高益の14年度の為替は90~100円ほどでしたし製品さえ売れていれば為替は大きな問題ではない企業だったハズなのですが…。この時はサムスンのギャラクシーシリーズが大ヒットした背景があり、それ以後のサムスンの苦戦が大きく影響したことは否めないですが、そこから海外での活動に力を入れ始め、バカ高い研究開発費に予算をつけて売れない製品を作ったのは現在の経営陣なので「為替が~」とあまり言うのは違うかなと。
 3月のIRで今期終了後の代表取締役の交代を発表しているのですが、「予定」となっておりまだ確定ではない雰囲気。素人考えでは17年度に責任をとって辞める手もあったはずなのですが、なぜわざわざ今期いっぱい引っ張るのかな?と。次の代表を誰にするのかモメているのか、はたまた今期業績が回復しようものなら続投してしまうのか、業績以上に注目されます。個人的には次は外人さん引っ張ってこないかなと期待しています(笑)。

 ほぼ全製品が悪いのでもう面倒なので個別に記載しませんが期を通して唯一良かったのはタブレット向けペン・センサーシステム。中国タブレット大手ファーウェイ社向けが今期から始まったためプラスになりやすかったのですが、売上高前年同期比+32.1%と好調でした。金額で言うと95.32億円から125.94億円に伸びてスマフォ向け132.08億円と肉薄してきたので今後はこちらが主力となりそうな雰囲気。実際会社の来期予想ではノートPC向けと合算ではありますが159.00億円が予想されており、スマフォ向けが110.00億円と減収予定なので逆転する予想となっています。

 来期に向けての基本戦略は代表が変わる予定の割にはいつもと同じことが書かれており、コスト削減が少し強めにかかれているだけで変わり映えはなし。相変わらず「WILL」の普及に力を入れるようですし、想定為替レートはドル円110円、ユーロ円118円と「イヤ、もっと下に想定しておきなさいよ…」と言う感じです(笑)。

 まずは営業利益率2%台への回復を目指すらしいのですが、今回減損を出して大きな損失計上となった「グローバルIT基盤システム投資」は見直して削減する一方で、研究開発費は「戦略的な増加」と称して増やす予定のようです。

・設備投資計画
24.0億円(前期比-33.0%
・減価償却費
28.0億円(前期比+8.8%
・研究開発費
49.0億円(前期比+11.4%

 2014年当時で20億円台だった研究開発費がいよいよ50億円の大台直前に…。その間に出た商品で画期的な商品はなく、今回の金額だけ見ると反省は全くしていない感じですね(笑)。次の代表へ事業を整理してバトンを渡すのかと期待したのですが、そんな雰囲気は全く感じない資料でした。
 もちろん新製品開発、次世代技術開発と言う名目なので大事なのは分かりますし、素人には分からない発明が今後出てくる可能性もあるのですが、イラスト、漫画関係で使う製品の使い勝手に関してはもう数世代前の性能で完成されている気もします。後は解像度とかペンの感応度の向上ぐらいじゃないでしょうか。あとはワコムが力を入れているデジタルカラーとかかな?
 以前、NHKで漫画家の浦沢直樹さんの番組にゲストで出た山本直樹さんの回を見たのですが、昔からワコム製品を使ってデジタルで漫画を描いてはいるのですが、使っている製品は昔の製品をずっと使っているそうです。漫画を描くと言う点ではもう大して新製品と変わらないらしい。使い勝手自体は文字がタテ打ち出来なかったりと不便さはあるものの、何度も書き直せる、レイヤーがある、背景やトーンなど作り置きのものを呼び出して使うなど十分らしいです(笑)。プロさえ買い換えないっていうのは面白いですね。ちなみに別の回では、浦沢さんのワコム製品が調子が悪く立ち上がらない不具合が出た時は、数回叩くと直ると言ってそのまま使ってました(笑)。このレベルの人でもサッと買い換えないんだと少しビックリした覚えがあります(笑)。

 今回の数字で目標株価を算出すると0円以下なのですが、会社の今期予想を元に136円と想定しておこうと思います。普通にやれば営業利益18億円と言うのは行けるとは思うのですが、どうなるやら。とりあえず社長交代の行方がハッキリするまでは保留です。

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2017.02.09 11:41|6727 ワコム
(2017年2月8日15時発表)

売上高 547.39億円(前期比-10.1%) 2Q時 -13.2%
営業利益 6.26億円(前期比-87.1%) 2Q時 -8.98億円
経常利益 7.68億円(前期比-84.3%) 2Q時 -10.21億円
当期純利益 -0.99億円(前期比-31.84億円で赤字化) 2Q時 -12.26億円

・売上高営業利益率(2016年度3Q)→2017年度3Q
(2016年度3Q 7.94%)→1.14%(悪化
・売上高経常利益率
(2016年度3Q 8.04%)→1.40%(悪化
・売上高純利益率
(2016年度3Q 5.07%)→-0.18%(悪化
・売上高原価率
(2016年度3Q 59.96%)→59.91%(変わらず)
・売上高粗利益率
(2016年度3Q 40.04%)→40.09%(変わらず)
・売上高販管費率
(2016年度3Q 32.11%)→38.94%(悪化
・販管費率(対粗利益)
(2016年度3Q 80.18%)→97.15%(悪化

・営業利益の四半期別前年比
1Q 赤字転落
2Q -72.87%
3Q -45.20%

●事業別業績
◎ブランド製品事業
売上高 330.0億円(前年同期比-12.2%) 1Q時 -13.9% 2Q時 -15.4%

・クリエイティブビジネス 289.9億円(前年同期比-9.4%) 1Q時 -13.4% 2Q時 -15.0%
(内訳)
ペンタブレット 170.7億円(前年同期比-8.0%) 1Q時 -10.0% 2Q時 -12.3%
モバイル 26.5億円(前年同期比-27.2%) 1Q時 -45.3% 2Q時 -52.4%
ディスプレイ 92.7億円(前年同期比-5.4%) 1Q時 -3.8% 2Q時 -4.2%
・コンシューマービジネス 10.3億円(前年同期比-44.0%) 1Q時 -17.8% 2Q時 -31.4%
・ビジネスソリューション 29.8億円(前年同期比-20.4%) 1Q時 -17.0% 2Q時 -14.4%

◎テクノロジーソリューション事業
売上高 212.5億円(前年同期比-7.0%) 1Q時 -9.7% 2Q時 -10.4%
スマホ向け 122.6億円(前年同期比-12.4%) 1Q時 +12.2% 2Q時 -10.5%
タブレット向け 82.7億円(前年同期比+15.0%) 1Q時 -10.5% 2Q時 +0.2%
ノートPC向け 7.3億円(前年同期比-56.0%) 1Q時 -48.5% 2Q時 -55.3%

◎その他事業
売上高 4.8億円(前年同期比+2.4%) 1Q時 +20.2% 2Q時 +4.1%
 売上高はプラスですが利益は赤字に転換。

 2Q時同様にテクノ事業のタブレット向けのみプラスで他製品は前期比マイナスを継続。3Q期間の11-12月の為替が2Q期間より円安傾向だった影響か両事業とも減収幅は縮小。そのため通期業績予想の売上高のみを予想比+1.7%上方修正しています。想定為替レートもドル円を103円から110円、ユーロ円を114円から120円に修正。
 売上高予想を上げて利益面が変わらずなのは米国その他での海外コストも円安で上がってしまうため利益の上昇とコストが相殺してしまうためでしょう。為替感応度は資料によると1円円高になると、USドルで売上高マイナス5.9億円、営業利益がプラス+0.1億円、ユーロで売上高マイナス1.3億円、営業利益がマイナス0.9億円となっており、ドル円が円安になると売上高にはプラスですが利益にはほとんど関係ないと言う状況です。でも、過去資料を見てもあまりここの感応度はアテにならない気がします(笑)。

 色々な製品ラインナップが有り過ぎて書くことが多すぎて疲れるので、マイナスは放っておいて唯一プラスとなったタブレット向けペンセンサーシステムだけを書くと中国大手ファーウェイ向けが売上に貢献、レノボ商品にもヒット商品。前期に売上貢献したトルコ政府向けタブレットは反動減となり、想定よりも一過性の需要となっています。マイクロソフト向けは開発を継続、グーグルChromebook向けに採用が拡大と資料にあります。プラスではありますが、昨年なかったファーウェイ分が上乗せされただけのような印象もありますね。

◎会社予想 → 3Qとの差 → 前期4Q単体
売上高 715.00億円 → 167.61億円 → 166.76億円
営業利益 -5.00億円 → -11.26億円 → -11.69億円
経常利益 -6.50億円 → -14.18億円 → -11.16億円
純利益 -15.00億円 → -15.99億円 → -7.75億円

 昨年度も3Q時におっ?と思わせておいての4Q赤字でしたから、今のところもそんな雰囲気でしょうか。今期の設備投資、減価償却費、研究開発費は合算で110億円が予想されており、3Q実績は76.39億円。残り33.61億円が予定されています。また減益の主要因となる「コーポレート他」は90億円予定で3Q実績は70.10億円(前年同期比+25.7%)と増加傾向で予想内に収まるのか微妙なところ。これらが低下傾向になるか、製品が良く売れるかしないと厳しい状態が続きそうです。現状は販売低下、コスト増加中なので難しいかな(苦笑)。
 研究開発費は前期が43.41億円、今期が46億円予定ですが、2013年が23.8億円でほぼ2倍まで増加。そろそろ何かヒット商品が見たいなぁと思うのですが、製品ラインナップを見ていても名前が似たようなものが多く覚えにくいですし、ラインナップが多すぎるような気もして、もう少し絞れるんじゃないか? なんて素人的には考えてしまいます(苦笑)。

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2016.11.10 11:20|6727 ワコム
(2016年11月9日15時発表)

売上高 337.97億円(前期比-13.2%
営業利益 -8.98億円(前年比-29.51億円赤字化
経常利益 -10.21億円(前年比-31.19億円赤字化
当期純利益 -12.26億円(前年比-24.87億円赤字化

・売上高営業利益率(2016年度2Q)→2017年度2Q
(2016年度2Q 5.27%)→-2.66%(悪化
・売上高経常利益率
(2016年度2Q 5.39%)→-3.02%(悪化
・売上高純利益率
(2016年度2Q 3.24%)→-3.63%(悪化
・売上高原価率
(2016年度2Q 61.35%)→60.82%(改善
・売上高粗利益率
(2016年度2Q 38.65%)→39.18%(改善
・売上高販管費率
(2016年度2Q 33.38%)→41.84%(悪化
・販管費率(対粗利益)
(2016年度2Q 86.36%)→106.78%(悪化

・営業利益の四半期別前年比
1Q 赤字化
2Q -72.87%

 2Q実績値は予想値より売上高減少、営業利益増加、純利益減少と言う結果。金額は大きくないので、まぁ普通のブレ幅なのですが、同時に通期予想の修正もしており、こちらがなかなかの数字となっています。
●通期修正予想
売上高 779.00億円 → 703.00億円(-76.00億円
営業利益 24.00億円 → -5.00億円-29.00億円
経常利益 23.00億円 → -6.50億円-29.50億円
純利益 16.20億円 → -15.00億円-31.20億円

 期を追うごとにどんどん悪化してきてついに通期予想が赤字になってしまいましたね。理由としては、サムスンの不祥事、為替の円高などありますが、ざっくり言うと「全部が悪い」と言うことでしょうか。

 配当予想も1Q時に18円から12円に減配していましたが、今回の修正を受けて12円から6円に減配。1株当たり当期純利益は-9.24円の赤字予想なので0円にすればいいのにと思うのですが、いわゆるタコ足配当を選択したようです。
 さらに5月に発表していた来年3/31までの自社株買いの中止も発表。500万株を上限に取得する予定でしたが、昨日までの215.6万株で止めることとなっています。発表から月ごとの取得状況を見ると、
10月 0
9月 10.64万株
8月 131.43万株
7月 0
6月 52.82万株
5月 20.76万株
 となっており、株価が大きく下落した8月に131万株買っているので、一応の買い支え姿勢はあったのかなと思われます。8月の株価高値は430円で安値は308円でした。借金してまで買ってたので涙が出ますね(笑)。

 一応、事業ごとの業績を見ると、
●事業別業績
◎ブランド製品事業
売上高 193.3億円(前年同期比-15.4%) 1Q時 -13.9%

・クリエイティブビジネス 168.8億円(前年同期比-15.0%) 1Q時 -13.4%
(内訳)
ペンタブレット 97.9億円(前年同期比-12.3%) 1Q時 -10.0%
モバイル 12.2億円(前年同期比-52.4%) 1Q時 -45.3%
ディスプレイ 58.6億円(前年同期比-4.2%) 1Q時 -3.8%
・コンシューマービジネス 4.7億円(前年同期比-31.4%) 1Q時 -17.8%
・ビジネスソリューション 19.9億円(前年同期比-14.4%) 1Q時 -17.0%

◎テクノロジーソリューション事業
売上高 141.4億円(前年同期比-10.4%) 1Q時 -9.7%
スマホ向け 84.4億円(前年同期比-10.5%) 1Q時 +12.2%
タブレット向け 51.6億円(前年同期比+0.2%) 1Q時 -10.5%
ノートPC向け 5.5億円(前年同期比-55.3%) 1Q時 -48.5%

◎その他事業
売上高 3.3億円(前年同期比+4.1%) 1Q時 +20.2%

 レノボ向けやマイクロソフトのWindow10向けペン開発などプラス材料があったタブレット向けとその他事業以外は全てマイナス。ほぼ全ての事業で1Q時よりマイナス幅を拡大させる結果となっています。基幹事業であるブランド製品事業は前期は売上高+12.2%とまずまずだったのですが、1Qから急に悪くなっており心配されるところです。

 営業利益を見ると、
・ブランド製品事業(前年度2Q → 今2Q)
36.42億円 → 20.51億円(前期比-43.7%
・テクノロジーソリューション事業
21.14億円 → 17.88億円(前期比-15.4%
・その他事業
0.34億円 → -0.13億円(赤字化
 となっており、全事業が減益。売上高がプラスのその他事業も実は赤字なんですね…。これに加えて各事業のインフラ整備などコストを集約する部門である「コーポレート他」部門が-47.24億円(前年同期比+26.4%)と更にコストがかかっているため、黒字になるはずがありません(苦笑)。昨年比で随分と円高が進行していますが、為替が問題と言うよりは販売が不振なのが問題なんじゃないかと。

 ブランド事業は3Q、4Qに新製品を投入しますが、効果は不透明。テクノロジーソリューション事業は期待されたサムスンのギャラクシーノート7が販売中止となり、下期への影響が見込まれるそうですし、ちょっと明るい話題がないですね…。唯一タブレット向けが期待できそうですが、爆発的に伸びはないでしょう。

 財務的には自己資本比率が前期末の60.0%から1Qで52.3%、今2Qで44.9%へと急低下。短期借入金は30億円と期末から10億円減りましたが、長期借入金は20億円から100億円と5倍に。今までは業績が多少悪くても財務が良いから、と言えましたが少し悪くなってきてますね。ただ、流動比率で見ると今2Qでも222.2%あるので問題があるレベルでもなく健全とも言えるのですが今後が心配かなと。借入金が増えてますし、赤字予想と言うことなので配当は0で良いと考えるのですが、本当に払うんでしょうかね?

 コスト面の修正も若干行っており、設備投資計画は40億円から38億円に、減価償却費は28億円から26億円に、研究開発費は46.0億円を据え置きとしています。この研究開発費と言うのが問題で、2011年度は13億円ほどだったのが13年度から急増してずっと高い水準が続いています。12、13年度は確かに業績が飛躍的に伸びたのですが、これはサムスンのスマホが爆発的に売れていた時期のため、当社の研究開発費とはほぼ関係ないんじゃないかと思われます。この間、高い開発費に見合う製品が出たかと言うと、「?」なんですよね(苦笑)。主な内容を見ると、「ブランド製品の新製品開発、次世代IC開発、基礎研究他」とあるのですが、数字としてあまり表れていない気もします。そもそも13億円ほどの開発費でもシェアトップを取れていたブランド製品なので、わざわざ3倍に開発費を増やす利点がよく分からない。まぁ、これは自分が素人だからですが(笑)。

 一応、会社予想の数字で目標株価を算出して256円から46~55円に修正。前期末と随分財務が変わってきたので、なんとも言えないですが、とりあえずはこの辺りを目途にしようかと思います。実際問題として、そんなところまで行く可能性は少ないかと思いますが何かしら良い材料がないとしばらくは厳しいかなと考えます。

 久しぶりにHPを見たのですが、以前と少し変わった気も。前は背景に無駄に思い画像が貼られており、PCで見ても読み込みに時間がかかったり、項目をいかにもデザインやってます、みたいな感じにガタガタに配列して非常に見にくかったのですが、直線的に並んだので前よりは見やすくなりました。誰も社長の顔のアップ写真なんて見たくないでしょう(笑)。本当はもっと読みやすくして欲しいですが。株を保有している時にメールで嫌味たっぷりにHPへの苦情を送ったことがあるので、改善したのは良いかなと。まぁ、そんなメールとは無関係でしょうけど(笑)。

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2016.08.07 22:59|6727 ワコム
(2016年8月5日15時発表)

売上高 132.61億円(前期比-12.4%
営業利益 -14.47億円(赤字転落
経常利益 -14.81億円(赤字転落
当期純利益 -11.47億円(赤字転落

・売上高営業利益率(2016年度1Q)→2017年度1Q
(2016年度1Q 0.19%)→-10.91%(悪化
・売上高経常利益率
(2016年度1Q 0.17%)→-11.17%(悪化
・売上高純利益率
(2016年度1Q -1.55%)→-8.65%(悪化
・売上高原価率
(2016年度1Q 58.52%)→60.25%(悪化
・売上高粗利益率
(2016年度1Q 41.48%)→39.75%(悪化
・売上高販管費率
(2016年度1Q 41.28%)→50.66%(悪化
・販管費率(対粗利益)
(2016年度1Q 99.53%)→127.45%(悪化

・営業利益の四半期別前年比
1Q 赤字転落

 前年度第四四半期単体も営業赤字でしたから二四半期連続での赤字と言うことになりますね。う~ん、全てが悪い…。早々と中間と通期の会社予想を下方修正しており、
・中間
売上高 372.30億円 → 341.80億円(-30.50億円
営業利益 1.00億円 → -10.70億円(-11.70億円
純利益 0.50億円 → -8.70億円(-9.20億円
・通期
売上高 820.00億円 → 779.00億円(-41.00億円
営業利益 42.00億円 → 24.00億円(-18.00億円
純利益 30.00億円 → 16.20億円(-13.80億円

 第一印象的にはこの修正の数字もかなり疑わしい感じで信用して良いのかどうか迷いますね…。
 想定為替レートも修正しており、ドル円を110円から103円に、ユーロ円を125円から114円に変更。同じ時期に本決算を発表していた銘柄の中には最初から105円、120円ほどで想定していた会社もあるので、ちょっと今さら感が。
 期末配当も18円から12円へ減配しており、本決算の時の記事で書きましたが下げるべきだと思っていたので、こちらもやっとかと思ってしまいます。あの業績予想で18円はやり過ぎでしたが、正直今回の通期の1株当たり当期純利益が修正後で9.89円なので、12円でも異常に高いぐらいです…。6円ぐらいが妥当な気がします。本当に24億円の営業利益になるのならですが。

 下方修正の理由は、今まで比較的好調だったブランド製品事業が円高の影響を受け売上減になること、下期の新製品で回復する見込みだが、円高の影響を払しょくするまでに至らないこと、テクノロジーソリューション事業は為替の影響を除けば大幅な変動はないものの円高の影響により当初予想を下回る見通しであることなどが挙げられています。為替の影響を除けば、と言う文言がおかしいですね。もともと大きく影響を受ける事業ですし、他社より円安に想定したミスをハッキリと認めない印象を受けます(笑)。

●事業別業績
◎ブランド製品事業
売上高 92.6億円(前年同期比-13.9%

・クリエイティブビジネス 80.0億円(前年同期比-13.4%
(内訳)
ペンタブレット 45.6億円(前年同期比-10.0%
モバイル 7.53億円(前年同期比-45.3%
ディスプレイ 26.96億円(前年同期比-3.8%
・コンシューマービジネス 2.33億円(前年同期比-17.8%
・ビジネスソリューション 10.26億円(前年同期比-17.0%

◎テクノロジーソリューション事業
売上高 38.28億円(前年同期比-9.7%
スマホ向け 12.55億円(前年同期比+12.2%
タブレット向け 22.73億円(前年同期比-10.5%
ノートPC向け 3.00億円(前年同期比-48.5%

◎その他事業
売上高 1.70億円(前年同期比+20.2%

 プラスとなったのが「スマホ向け」、あってもなくても変わらない「その他事業」の2つだけとかなりお寒い状況ですね…。製品のライフサイクル移行期にあたったと言っても基幹事業のブランド製品事業が短期間でここまで落ちるとは…。円高云々の前に販売が低調だったんでしょうね。下期に投入する新製品で盛り返す予定らしいですが、どこまで行けるか現時点では不明です。
 期待しているカード決済や金融窓口業務向けのビジネスソリューションも前期比マイナス。海外では他メーカーに取られている気もしますし、国内での導入速度も遅いので思ったより伸びませんね。他の製品は飽和状態ですし、新しい顧客を作る事業として期待したのですが、やっぱり汎用品なんでしょうかね(苦笑)。

 スマホ向けはなんとか伸びましたが、ベースとなる昨年度が悪いですし実態としては足踏み状態かなと。今後発売されるサムスン製品が今のところ少し評判が良さそうなので期待したいところですが、スマホ自体もかなり安い製品が出てますし、以前のように一社の製品が爆発的なヒットを記録することはなさそうなので影響度は限定的な気もします。実際タブレット向けの方が売上高が多いですしね。ノートPC向けはもう絶対に増えることはないので、底がどこかを探っている感じで、まだ底と言う雰囲気でもないですね。低調な数字から更に-48.5%も下がるとは(苦笑)。

 ちなみに「モバイル」の売上高「7.53億円」と言うのが、説明会資料では「75.3億円」と記載されているのですが、短信のP14では7.53億円となっているので、説明会資料は誤植かと思われます。75.3億円だったらハッピーでしょうけど、それだと計算が合わないので残念ですが間違いでしょう(笑)。

 財務的には年度末と比較して短期借入金は変わらずの40億円、長期借入金が20億から50億円へ急増。現金同物は129億円ほどあるのですが、わざわざ借り入れて自社株買いを遂行中です。
 期間は16年5/12~9/30までの予定だったのですが、決算に合わせて17年3/31までの延長を発表。取得価額20億円を上限として500万株を買い取る予定となっています。7/31までわずか73.5万株しか買ってないですし、笑えるのは7月一か月間の取得状況が「0」だったことでしょうか(笑)。その時点では期限は9/30だったんですから、「いや、少しでもいいから買いなさいよ」と突っ込みたくなります。400円割れしてもっと安くならないと買わないと言う感じなんでしょうかね? ずる賢いのか頭がいいのか…。

 なんにしろ前年度から足を引っ張っている一番の要因は「コーポレート他」に計上している莫大な金額であり、今期の予想は-88.40億円となっています。この投資が上手く行っているのかが手ごたえが全くないですし、いつ減少するのかも分からないため、いつまでも利益を削り続けるのでは? と疑われても仕方ない状態ですね(苦笑)。
 研究開発費も以前の倍以上にあたる40億円以上もつぎ込んでいる割にヒット商品は出てませんし、昨年度発売の「バンブースパーク」が少し話題になったぐらいなので、何にそんな使っているのかと不思議です。2013年に24億円ほどでやれたことが何故今は40億円以上も必要なのかなと。

 ↑なんてことを言ったところで、特許関連のことは知識がないですし出てきている数字を判断するしかないので、製品が売れてコーポレート他の金額が減って、減価償却が減ってなど分かりやすい数字が出てくるまでは様子見がいいのかなと考えています。今回の修正予想で目標株価は200円割れですし、何か回復の兆しがないと手は出しにくいです(苦笑)。JPX400も外されてしまいましたし、より投機的な動きになる気もするのでよく観察したいと思います。
 出てくる数字そのままにポンコツな経営陣なのか、本当に今は将来へ向けての投資期間でいつか花が咲くことを見通している経営陣なのかも興味があるので、今後のためにも見続けたいです。とりあえず観察している銘柄の中ではイマジカと双璧で業績が読めない会社となってます。

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2016.05.12 12:50|6727 ワコム
(2016年5月11日15時発表)

売上高 775.68億円(前期比+4.0%) 会社予想 810.00億円
営業利益 36.64億円(前期比-40.3%) 会社予想 48.00億円
経常利益 37.77億円(前期比-37.7%) 会社予想 47.80億円
当期純利益 23.10億円(前期比-33.5%) 会社予想 30.50億円

・売上高営業利益率(2015年度4Q)→2016年度4Q
(2015年度4Q 8.24%)→4.72%(悪化
・売上高経常利益率
(2015年度4Q 8.13%)→4.87%(悪化
・売上高純利益率
(2015年度4Q 4.66%)→2.98%(悪化
・売上高原価率
(2015年度4Q 59.70%)→60.38%(悪化
・売上高粗利益率
(2015年度4Q 40.30%)→39.62%(悪化
・売上高販管費率
(2015年度4Q 32.07%)→34.90%(悪化
・販管費率(対粗利益)
(2015年度4Q 79.56%)→88.08%(悪化

・営業利益の四半期別前年比
1Q -63.16%
2Q +15.88%
3Q -27.97%
4Q -11.69億円の営業赤字に転落

 決算までに下方修正のIRが出なかったので、「あれ?意外と大丈夫だったの?」なんてことも考えていたのですが、余裕で会社予想に未達の着地となっています。

 3Q時点で営業利益は48.34億円となっており、通期会社予想の48.00億円を超えていたのですが4Q単体が営業赤字になったことが要因で3Qから減額。

 営業利益未達要因としては売上高が予想値に未達による利益減少、4Qに先行研究開発費が発生したこと、為替などが挙げられています。2Q時点でドル円は利益面で±0と言う説明だったのですが、普通に-3.3億円の影響が示されており「ああ、やっぱりウソか…」と言う感じです(苦笑)。ユーロ円は-4.5億円ほどの減益要因となっていますが、こちらは1月以降の円高進行でかなりマズイことは分かっていたので納得?の数字。

 売上高販管費率は3Qが32.11%に対して4Qは34.90%と上昇。今期以降の新製品に関わる研究開発費の増加とありますが、3Q時点の予想は42億円で結果は43.42億円と想定より+1.42億円となっています。ここは研究開発費がかなり多い会社ですが、現時点ではあまり成果は出ていないような気がします。なおかつ2017年度は47億円予想となっており、「まだ増えるのか…」と言う印象を受けます。

●事業別業績
・ブランド製品事業
売上高 489.31億円(前年同期比+12.2%) 2Q時 +17.2% 3Q時 +13.4%
営業利益 80.36億円(前年同期比+34.7%) 2Q時 +45.4% 3Q時 +36.8%

 ビジネスソリューション以外は全て増収ですが、ビジネスソリューションはまだ売上高50億円ほどと規模が小さいためこれからの事業であると言う認識です。銀行窓口業務などでの利用は拡大しているそうですが、景気不透明感による企業の設備投資案件長期化が売上に影響と説明されていました。

・テクノロジーソリューション事業
売上高 279.74億円(前年同期比-7.6%) 2Q時 +29.8% 3Q時 -2.1%
営業利益 31.30億円(前年同期比-32.6%) 2Q時 +69.1% 3Q時 -12.4%

 ここ最近ずっと足を引っ張っている事業ですが、構成比の大きいスマフォ向けは-10.8%、これから主要製品になるタブレット向けは+11.6%、ノートPC向けは-38.6%でした。どんどんタブレットへ移行しているのでノートPC向けの減少は仕方ないでしょうが、スマフォ向けの減少がかなり早く、サムスン向けだけでは厳しそうです。営業利益の減少幅が大きくなってますしね。

 伸びているタブレット向けは良い傾向があり、
・トルコ政府向けの出荷が貢献。
・タブレット大手のファーウェイ社を新規獲得し出荷を開始。
・MS社と提携しライセンス供与を受けることで、製品に自社技術とMSの双方を使えるように。
 と、明るい話題もありました。スマフォ向けがどんどん落ちてますが、まだ売上高的にはスマフォ163.5億円に対してタブレットは95.3億円と小さいため、どこかの時点で逆転するのか注目したいと思います。

・その他事業
売上高 6.63億円(前年同期比+1.2%) 2Q時 -8.4% 3Q時 -2.3%
営業利益 0.36億円(前年同期比-35.1%) 2Q時 -50.4% 3Q時 -50.1%

 この事業は今は全く気にしてません(笑)。

・コーポレート他
営業損失 -75.38億円(前年同期比+66.8%) 金額にして30.19億円増加

 各事業のインフラ整備などコストを集約する部門ですが、よく考えたら何故わざわざ集約するんでしょうね? まぁ、集約するのは会計上やりやすいからなのかもしれないので良いとして、ブランド製品事業から販管費負担が約25億円移行されており、必要以上にブランド製品事業がよく見えてしまうので不思議な部門です。販管費が一部抜けている営業利益なんて参考値だと思うのですが。ここまで極端な決算している会社は今のところ見たことないかな?

 財務の方で気になるのは「借入金」の増加でしょうか。4/15付で50億円を借り入れており前期末と比較して短期で34億円、長期で20億円増えてしまいました。反対に「現金及び預金」は33.92億円も減少しています。流動比率169%となっており、まだまだ健全なのですが、前期末が190%だったことを考えると2016年度はかなりお金を使った印象です。創業者から株を買いましたし、研究開発費は膨らみましたし、販管費は想定以上にかかるし、稼ぐ力は伸びないしでお金は減ってますね。

 今回の決算では自社株買いと消却を発表しています。自社株買いは上限500万株(発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合 3.04%)で上限20億円を5/12~9/30まで。消却は5/25予定で250万株。。自社株買いは「自己株式を除く」とありますが、現在自己株式数は456.8万株あり、実際の割合は2.96%ほどでしょうか。この表記をする会社が多いのですが、発行済株式総数は自己株式を含んだ数なので、わざわざ除いた数字を出す意味がよく分かりません。少しでも割合を大きく見せたいんでしょうかね? 除いた数字を出していいのは「絶対に」消却する会社だけだと思うのですが…。合わせてストックオプション発行についても発表しているのですが、業績が悪いため印象が悪いです。

◎通期会社予想
売上高 820.00億円(前期比+5.7%
営業利益 42.00億円(前期比+14.6%
経常利益 41.40億円(前期比+9.6%
純利益 30.00億円(前期比+29.9%

主な経費
設備投資 40億円(前期比-17.7%)
減価償却費 32億円(前期比+59.7%)
研究開発費 47億円(前期比+8.3%)
合計 119億円(前期比+6.17%)
 減ることを見込んでいたのですが、増える予定となっています(苦笑)。「コーポレート他」も-75.38億円予定と前期並みを見込んでいるため、当面は利益はかなり抑えられてきそうです。

 今回の数字で目標株価を算出すると256円ほどで、予想の営業利益42億円で概算しても282円ほどとなりました。250万株消却しても1.69億株のうちわずか1.47%のため目標株価にはほぼ影響はありません。発表後1日目の今日、今現在は前日比-6.94%の416円となっており、そりゃそうだよな的な反応。商いは膨らんでおり、久しぶりにデイトレ銘柄的な展開が続きそうな雰囲気です。

 ちなみに配当は18円を維持。2016年度の1株利益が14円ですから配当性向は128.6%となり、稼ぐ以上に配当を出すと言う結果に。今期の1株利益予想が18.24円で、配当は18円なので配当性向は98.7%とかなり無理をしている雰囲気。配当を下げたら叩かれると思っているんでしょうが、下げるべきだと思うのです…。
 会社予想が保守的で上振れを想定しているなら別ですが、ここ数期の予想のズレっぷりを見ると予想はアテにならないので自分はまだ買いません。ただ、自分は問題がある銘柄も好きですし、ここの製品は好きなので注目は続けて万が一もっと安くなるなら買いたいと思います。

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2012年2月より株式運用開始。現在は会社を退職し「長期投資家」を目指して日々勉強中です。
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