2017.04.13 12:15|8008 ヨンドシーHD
(2017年4月10日15時発表)

売上高 497.97億円(前期比-5.8%) 会社予想515.00億円(未達
営業利益 65.29億円(前期比+6.8%) 会社予想65.50億円(未達
経常利益 77.96億円(前期比+13.7%) 会社予想77.00億円(達成
当期純利益 49.62億円(前期比+16.0%) 会社予想49.50億円(未達

・売上高営業利益率(2016年度4Q)→2017年度4Q
(2016年度4Q 11.56%)→13.11%(改善
・売上高経常利益率
(2016年度4Q 12.96%)→15.66%(改善
・売上高純利益率
(2016年度4Q 8.09%)→9.97%(改善
・売上高原価率
(2016年度4Q 41.70%)→41.06%(改善
・売上高粗利益率
(2016年度4Q 58.30%)→58.94%(改善
・売上高販管費率
(2016年度4Q 46.74%)→45.82%(改善
・販管費率(対粗利益)
(2016年度4Q 80.17%)→77.75%(改善

・営業利益の四半期別前年比
1Q +14.78%
2Q +35.21%
3Q +7.57%
4Q -6.33%

 3Q時点で会社予想に対して売上高は厳しい見通しでしたが、4Q単体で153.20億円と売却した三鈴を除いた前年度売上高150億円から+2%とまずまずの数字。営業利益は4Q単体で前年同期比-6.33%ですが、利益面全てを通期で見るとほぼ会社予想通り。売上高未達に係らず利益はほぼ達成と言うことで会社側の努力が見えます。
 資料によると前年度の三鈴を除いた売上高は480.08億円となっており+3.7%ですから、まずまずと言う感じでしょうか。利益率が大きく改善していますが、利益率の低いアパレル赤字部門を売却したことで高い粗利益のジュエリー事業の比率が高まったことが主要因かと思われます。営業利益率は2009年度末が4.45%で毎期上昇しており、ついに13%台ですが、これは結構スゴイことなんじゃないかな? 売上高はほとんど変わっていないので不要な事業を捨てて利益の出る事業に集中した結果なんでしょう。

●ジュエリー事業
売上高 331.66億円(前年同期比+4.0%) 1Q時 +7.0% 2Q時 +7.3% 3Q時 +6.6%
営業利益 59.80億円(前年同期比+2.6%) 1Q時 +7.8% 2Q時 +7.1% 3Q時 +5.3%
 売上高は5期連続、営業利益は8期連続で過去最高を記録。ただ、4Q期間の12~2月の月次は、
12月 全社 102.8% 既存店 96.4%
1月 全社 96.7% 既存店 89.8%
2月 全社 95.9% 既存店 92.2%
 となっており、現状が良い状態かと言われるとあまり良くはない印象です。新年度に入った3月も全社92.4%、既存店88.8%と低調なスタートですから店舗売上の伸び悩みは心配されるところですね。EC事業がずっと伸びているのが幸いですが、昨年前半が非常に高い伸びだったため後半から伸び率は低下傾向で3月の112.4%は月次にEC事業の記載し始めた15年度からで一番低い伸び率となっています。こちらも頭打ちが少し心配されます。

●アパレル事業
売上高 166.30億円(前年同期比-20.8%) 1Q時 -21.8% 2Q時 -20.0% 3Q時 -20.1%
営業利益 4.94億円(前年同期比+162.1%) 1Q時 +123.0% 2Q時 +3.36億円(黒字化) 3Q時 +349.5%
 売上高は三鈴売却もあり減りましたが期を通して一定となっており安定的。営業利益は大幅な黒字となりましたが3Q時点で5.40億円あったので4Q単体としては営業赤字となったようです。4Q期間のアパレル2社の月次は、
・アスティ(既存店)
12月 79.5%
1月 93.8%
2月 97.6%
・アージュ
12月 全店 113.0% 既存店 112.7%
1月 全店 102.9% 既存店 103.3%
2月 全店 106.3% 既存店 104.4%
 以前は個別の業績表記があったのですが、現在はないので個々の売上高は分かりませんが15年度を見ると売上高は少しアスティが多いぐらいでほぼ同じ、営業利益はアスティが高く、アージュはかなり低利益だったため、利益減はアスティの影響が大きいのかなと推察します。ただ、アパレルである1四半期に営業赤字になることはよくあることなので、今回の営業赤字が仕入れなどの季節要因なのか販売不振なのかは計りかねます。通年で赤字だった三鈴の影響が完全になくなった今期からハッキリ分かってくるかなと。

 今回の数字で目標株価を算出すると2,708円。今現在が2,600円ほどなので若干の割安感はありますが、3月月次はジュエリー、アパレル共に低調のため注意深く観察して行こうかと思います。

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2017.01.11 14:49|8008 ヨンドシーHD
(2017年1月6日16時発表)

売上高 344.77億円(前期比-5.0%) 1Q時 -5.8% 2Q時 -4.6%
営業利益 39.65億円(前期比+17.5%) 1Q時 +14.8% 2Q時 +22.7%
経常利益 47.84億円(前期比+24.8%) 1Q時 +10.5% 2Q時 +37.4%
当期純利益 31.03億円(前期比+35.5%) 1Q時 +0.4% 2Q時 +50.6%

・売上高営業利益率(2016年度3Q)→2017年度3Q
(2016年度3Q 9.30%)→11.50%(改善
・売上高経常利益率
(2016年度3Q 10.56%)→13.88%(改善
・売上高純利益率
(2016年度3Q 6.31%)→9.00%(改善
・売上高原価率
(2016年度3Q 42.63%)→41.31%(改善
・売上高粗利益率
(2016年度3Q 57.37%)→58.69%(改善
・売上高販管費率
(2016年度3Q 48.07%)→47.19%(改善
・販管費率(対粗利益)
(2016年度3Q 83.79%)→80.40%(改善

・営業利益の四半期別前年比
1Q +14.78%
2Q +35.21%
3Q +7.57%

●ジュエリー事業
売上高 218.56億円(前年同期比+6.6%) 1Q時 +7.0% 2Q時 +7.3%
営業利益 35.00億円(前年同期比+5.3%) 1Q時 +7.8% 2Q時 +7.1%

 伸び率が1、2Q時より若干落ちましたが、昨年1、2Qの対前年比が低調で3Qは二桁増加と好調だったためにハードルが少し高かった影響もあったのかなと思われます。それでも売上高は5期、営業利益は7期連続で過去最高でした。

●アパレル事業
売上高 126.20億円(前年同期比-20.1%) 1Q時 -21.8% 2Q時 -20.0%
営業利益 5.40億円(前年同期比+349.5%) 1Q時 +123.0% 2Q時 +3.36億円(黒字化)

 子会社三鈴の売却により減収ですが、営業利益は前年の1.20億円から4.2億円も増加。業績悪化の一途だった子会社を切り離したことで会社全体の利益率も大幅改善と今のところは会社側の判断が正しかったようです。三鈴が特に悪かっただけで他2社が良かったわけでもないので、あくまで3社の中で一番悪かった三鈴を売却したことが、と言う意味ですが。

 残ったアパレル2社の月次累計は1/10発表の12月月次がアスティ79.5%、アージュが全店113.0%、既存店112.7%と対照的。
 アスティは11月月次が115.3%と好調だったのですが、どうやら12月分の前倒しだったようです。累計では98.0%と前年並み付近を維持していますが、前倒しがあったからと言って翌月が70%台と言うのは相変わらず心もとない状況です(苦笑)。
 アージュは累計で全店105.9%、既存店103.3%となっており、2Q時点では低下傾向かと感じたのですが10月以降3か月連続でプラスと底堅さが見えてきています。

 2社合計の売上高は前年度3Qが129.56億円で、今3Qは前年比で-2.54%ほど。営業利益は前年度3Qが4.38億円で、今3Qは前年比+23.28%。減収ではありますが増益となっており年初からの円高も手伝って利益は回復傾向でした。11月以降に再度円安になっているので、これが4Qにどう影響するのか注目されるところでしょうか。

◎会社予想との差 → 3Qとの差 → 前4Q単体(必要な伸び率)
売上高 515.00億円 → 170.23億円 → 165.83億円(+2.65%
営業利益 65.50億円 → 25.85億円 → 27.37億円(-5.55%
経常利益 77.00億円 → 29.16億円 → 30.22億円(-3.50%
純利益 49.50億円 → 18.47億円 → 19.85億円(-6.95%

 前4Q単体は165.83億円ですが、売却した三鈴を除くと150億円ほどなので、予想達成には実際は+13.5%ほど必要であり、売上高は少し厳しい印象です。

 発表された12月月次を見ると、
全社 102.8%(累計104.2%)(2か月ぶりプラス)
全店 99.9%(累計102.6%)(2か月連続マイナス)
既存店 96.4%(累計97.5%)(5か月連続マイナス)
EC事業 122.8%(累計132.3%)(22か月連続プラス)
 となっており、店舗は苦戦中。ECの伸び率は高いですが売上高的にはまだ小さいと考えられ、今後の店舗出店の成否が注目されます。既存店は前年割れが続いている割に出店意欲は高いんですよね(今期10か月中8か月)。

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2016.10.15 14:31|8008 ヨンドシーHD
(2016年10月11日15時発表)

売上高 229.35億円(前期比-4.6%) 1Q時 -5.8%
営業利益 27.04億円(前期比+22.7%) 1Q時 +14.8%
経常利益 32.73億円(前期比+37.4%) 1Q時 +10.5%
当期純利益 20.81億円(前期比+50.6%) 1Q時 +0.4%

・売上高営業利益率(2016年度2Q)→2017年度2Q
(2016年度2Q 9.16%)→11.79%(改善
・売上高経常利益率
(2016年度2Q 9.90%)→14.27%(改善
・売上高純利益率
(2016年度2Q 5.75%)→9.07%(改善
・売上高原価率
(2016年度2Q 43.31%)→41.91%(改善
・売上高粗利益率
(2016年度2Q 56.69%)→58.09%(改善
・売上高販管費率
(2016年度2Q 47.53%)→46.30%(改善
・販管費率(対粗利益)
(2016年度2Q 83.84%)→79.70%(改善

・営業利益の四半期別前年比
1Q +14.78%
2Q +35.21%

 1Qにアパレル子会社三鈴を売却したため減収ですが、減収幅は1Q時より縮小しており利益率は1Q時から増加とかなり良い決算ですね。
 売上原価は昨年2Q時が104.14億円ほどでしたが、今2Qは96.13億円と約8億円(-7.7%)も減らすことが出来ており、利益の押し上げ要因に。併せて販管費も昨年2Q時の114.3億円から106.18億円と8.1億円(-7.1%)と両方で16億円も減少しているので、不採算が続いていた三鈴の売却は数字を見る限りは好判断だった雰囲気です。一度悪くなったアパレルを立て直すのは時間がかかる上にある程度のブランド力がないと厳しいので本業のジュエリーが好調な以上、無駄な労力を使わずに済んで良かったんでしょう。売却によりどれだけ効果が出るか分からなかったのですが、数字を見る限りは「相当」ありましたね。年初からの円高も良かったのかも。

●セグメント別
・ジュエリー事業
売上高 145.41億円(前年同期比+7.3%) 1Q時 +7.0%
営業利益 24.32億円(前年同期比+7.1%) 1Q時 +7.8%

 ジュエリー事業は好調ですが、月次は8月時点で全店106.0%、既存店98.3%と5月時点の107.3%、98.9%から若干の低下。8月は全社99.5%、既存店92.7%と他の小売同様にかなり低調でした。ただ、3Q最初の9月に入って全社105.2%、既存店99.5%と盛り返しているため、現状では問題なさそうです。
 出店効果で全店の客数は8月時点で前年比113.4%ですが、客単価は92.2%と低調となっており、現在の売上高は客数増加によるところが多い印象。既存店は累計で客数100.4%、客単価97.9%であまり良いとも言えないので、「新規出店した店舗への客数」が一番貢献しているんでしょう。
 9月は全店の客数110.3%、客単価95.0%となっていますが、客単価の95%は8月累計が92.2%だったことを考慮すれば、かなり良い方ですから年末商戦へ向けては良い兆候かも。

・アパレル事業
売上高 83.93億円(前年同期比-20.0%) 1Q時 -21.8%
営業利益 3.04億円(前年同期は-0.32億円の損失) 1Q時 +123.0%

 三鈴を売却してなんとか黒字化したアパレル事業の月次ですが、アスティの既存店が8月累計100.6%、アージュが全店104.5%、既存店101.8%とまずまずの数字。ただ、アスティの月次は7月が89.8%、8月93.2%となり、9月も89.6%で9月累計は99.0%と前期比マイナスに転換し、アージュの9月月次も全店96.6%、既存店91.5%ですから、現状はどちらかと言うと低下傾向に入っており、アパレル事業はまだかなり不安定と考えていた方が良さそうです。

 これだけ良くてもこの会社の利益は下期偏重型であり、昨年度で言うと営業利益61.13億円のうち39.10億円(63.9%)は下期、特に4Qなので、客足増加が続いたまま客単価が上がったらスゴイことになりそうです。まぁ、客単価がそんなに急激に上がるなんてことはないとは思いますが(笑)。
 会社の通期予想との差は、
売上高 285.65億円
営業利益 38.46億円
 となっており、昨年下期の売上高は288.35億円、営業利益は39.10億円ですから現状は余裕がありそう。アパレルが低下傾向ですし、三鈴売却もあり売上高は微妙な気もしますが、利益面は大部分がジュエリー事業のため利益は極端な変調がなければ大丈夫かと現時点では考えます。

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2016.07.04 17:09|8008 ヨンドシーHD
(2016年7月4日15時発表)

売上高 115.88億円(前期比-5.8%
営業利益 15.47億円(前期比+14.8%
経常利益 18.60億円(前期比+10.5%
当期純利益 12.17億円(前期比+0.4%

・売上高営業利益率(2016年度1Q)→2017年度1Q
(2016年度1Q 10.96%)→13.36%(改善
・売上高経常利益率
(2016年度1Q 13.68%)→16.05%(改善
・売上高純利益率
(2016年度1Q 9.85%)→10.51%(改善
・売上高原価率
(2016年度1Q 42.44%)→41.05%(改善
・売上高粗利益率
(2016年度1Q 57.56%)→58.95%(改善
・売上高販管費率
(2016年度1Q 46.61%)→45.59%(改善
・販管費率(対粗利益)
(2016年度1Q 80.97%)→77.34%(改善

・営業利益の四半期別前年比
1Q +14.78%

 売上高が-5.8%となっていますが、期中に4/28にアパレル子会社1社の全株式を健康コーポレーションに売却したため、今1Qより連結子会社から外れたための減収となります。

 子会社「三鈴」の2014年1Qの売上高は14.09億円、営業利益0.36億円で2015年度は月次(通期全社90.9%)を見る限りはこれ以下の数字だったため、仮に残っていても今1Qの売上高は良くて前年比1%以内だったかなと思います。恐らく三鈴は昨年度、営業損失になっていたと考えられ連結利益を削っていたので、それが無くなったことで今1Qの営業利益は+14.8%と高い伸びとなっています。

●セグメント別概況
・ジュエリー事業
売上高 73.05億円(前年同期比+7.0%
営業利益 13.82億円(前年同期比+7.8%
 売上高、営業利益ともに過去最高を更新。昨年度の新規出店がジュエリー、バッグ共に例年より高い水準であり合計59店舗ほどもあり、現在は出店効果による増収が続いているようです。
 5月までの月次を見ると全社合計は107.3%ですが、既存店は98.9%となっており、既存店は3か月中2か月が前期割れとなっていることから絶好調とまでは言えないのかなと思います。

 ジュエリーとバッグに分類される事業ですが足元で好調なのはバッグで、3~5月累計で全店163.9%、既存店105.6%。ジュエリーは全店102.0%、既存店98.5%ですから、昨年度の出店攻勢の成果はバッグの方により大きく出ている印象です。ただ、金額自体はジュエリーが大半でしょう。

・アパレル事業
売上高 42.83億円(前年同期比-21.8%
営業利益 1.78億円(前年同期比+123.0%

 一番悪い子会社がなくなってもアパレル事業が不調なのは変わらず。アスティの既存店月次は3~5月累計で106.1%ですが、5月は96.4%と前期割れ、アージュは3か月中2か月が前期割れで累計98.8%ですから、回復するまでにはまだ時間がかかりそう。残っている2社は4℃ブランドと関わりのある会社なので、黒字でもありますし現状これらは売らないんじゃないかと思ってます。

 昨年度は全店、既存店月次ともにずっと好調だったため今期はマイナスが出やすいですし、ジュエリーなど高額商品の消費動向も良くないのでこのまま好調が続くかはまだ分かりませんが、売上・利益ともに一番稼ぐのは4Qであるため、そこまでに消費者心理が改善していれば面白そうではあります。個人的には心理改善するまでまだ時間がかかりそうかなとは思いますが(苦笑)。

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2016.04.11 17:00|8008 ヨンドシーHD
(2016年4月11日15時発表)

売上高 528.83億円(前期比+4.3%) 会社予想比+3.83億円
営業利益 61.13億円(前期比+11.8%) 会社予想比+3.13億円
経常利益 68.54億円(前期比+10.8%) 会社予想比+1.54億円
当期純利益 42.77億円(前期比+18.4%) 会社予想比+1.77億円

・売上高営業利益率(2015年度4Q)→2016年度4Q
(2015年度4Q 10.96%)→11.56%(改善
・売上高経常利益率
(2015年度4Q 12.47%)→12.96%(改善
・売上高純利益率
(2015年度4Q 7.30%)→8.09%(改善
・売上高原価率
(2015年度4Q 43.69%)→41.70%(改善
・売上高粗利益率
(2015年度4Q 58.03%)→58.30%(改善
・売上高販管費率
(2015年度4Q 47.06%)→46.74%(改善
・売上高販管費率
(2015年度4Q 81.10%)→80.17%(改善

・営業利益の四半期別前年比
1Q -13.57%
2Q +22.05%
3Q +12.35%
4Q +26.54%

 会社予想を上回っての着地で5期連続増収、4期連続当期純利益の増益を達成。一番の要因は基幹事業であるジュエリー事業の4Q期間での伸びが大きかったことでしょうか。

●セグメント別概況
・ジュエリー事業
売上高 318.80億円(前期比 +11.7%) 1Q +1.1% 2Q +6.7% 3Q +7.5%
営業利益 58.31億円(前期比 +17.1%) 1Q -6.7% 2Q +4.7% 3Q +10.7%

 ジュエリー事業の2016年度最初の3月月次は全社89.5%、既存店85.0%と前年割れスタート。4、5月で盛り返したものの1Qは前期比で増収減益でした。2、3Qと期を追って上向いていたことは3Q決算で確認出来ていたのですが、4Qでは勢いをつけて売上高、営業利益ともに2ケタの増加となっています。売上高は月次で確認していたので良いだろうとは思ったのですが、営業利益がここまで伸びるとはちょっとビックリです。

・アパレル事業
売上高 210.03億円(前期比 -5.3%) 1Q -7.4% 2Q -5.6% 3Q -6.2%
営業利益 1.88億円(前期比 -63.9%) 1Q -58.8% 2Q 赤字転落 3Q -72.6%

 売上高は3社中2社が通期の月次でマイナスだったため想定通りですが、2月月次が非常に悪かったためもっと悪いかとも考えていました。出てきた数字を見て、「あれ? そんなものか」と言う印象です。利益面は2Qに営業損失に転換しており、3Qで黒字になったと言っても製品が売れていなかったので、再度の赤字もあるかなと思ったのですが、意外にも黒字をキープ。現状は店舗の退店、改装が進行中ですが、新規出店はかなり慎重な印象ですし、最新の3月月次も2社が前年割れですからアパレル事業の回復にはまだ時間がかかりそうです。

 3Q時点では会社予想に4Q単体が前期比で売上高+10.96%、営業利益+12.06%必要だったため、かなり厳しいと見ていたのですが、4Q単体の実績は売上高+13.58%、営業利益+26.54%と大幅な増収増益でした。

 ジュエリーが大きく伸びたこととアパレルが最悪ではなかったので、3Q時点では前期比で全て悪化していた指標面が4Qでは全て前期比で改善に変わっています。他の宝飾系銘柄が低調な中、ここだけ好調をキープ出来ると言うのはやはりブランドに力があるんでしょうかね。
 ジュエリー事業の店舗数を昨年3月と比較すると、ジュエリーが215店舗(前期比+27店舗)、バッグが74店舗(前期比+38店舗)となっており、一昨年3月~昨年3月の増加がジュエリー+11店舗、バッグ+10店舗だったことを考えると現在は一気にギアを上げての出店攻勢となっています。今回の決算はブランド力云々よりも出店効果によるものが一番大きかったのかも。ちなみに最新の3月月次は全店106.1%、既存店97.5%と既存店はマイナススタートです。

 今回の数字で目標株価を算出すると2,430円となり、今日の終値2,455円はほぼ適正株価と考えます。
 今期の会社予想は売上高-2.6%、営業利益+7.1%、経常利益+12.3%、純利益+15.7%と意外にも減収増益予想。会社予想の数字で概算すると2,540円ほどとなり、来期を考えるなら若干割安かと思います。
 為替の円高も仕入れの部分でプラスで今後どう変わるかは不明ですが、2月のドル円の月中平均は114.65円で3月は112.93円、4月は今日現在で109.88円と期末の2月より円高が進んでいるため追い風かと思われますが、現状は財布のヒモが固めですし判断は難しいかなと。持ち株のサックスバーも苦しんでますしね(苦笑)。

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2012年2月より株式運用開始。現在は会社を退職し「長期投資家」を目指して日々勉強中です。
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