2017.04.12 22:23|3093 トレファク
(2017年4月12日15時発表)

売上高 133.25億円(前期比+9.07%) 会社予想136.80億円(未達
営業利益 7.34億円(前期比-32.41%) 会社予想9.98億円(未達
経常利益 7.58億円(前期比-31.95%) 会社予想10.23億円(未達
当期純利益 4.85億円(前期比-39.67%) 会社予想6.39億円(未達
(※今期から連結決算開始のため短信に表記がないので前期比は当方計算)

・売上高営業利益率(2016年度4Q)→2017年度4Q
(2016年度4Q 8.89%)→5.51%(悪化
・売上高経常利益率
(2016年度4Q 9.12%)→5.69%(悪化
・売上高純利益率
(2016年度4Q 6.58%)→3.64%(悪化
・売上高原価率
(2016年度4Q 35.34%)→35.97%(悪化
・売上高粗利益率
(2016年度4Q 64.65%)→64.02%(悪化
・売上高販管費率
(2016年度4Q 55.76%)→58.51%(悪化
・販管費率(対粗利益)
(2016年度4Q 86.24%)→91.39%(悪化

・営業利益の四半期別前年比
1Q -5.91%
2Q 赤字転落
3Q -41.11%
4Q -40.12%

 3Q時点で会社予想達成にはかなり厳しい見通しでしたが会社は予想を修正せず、どうするのかな?と思ったのですが事前にIRは出さずに大幅な減益での決算発表となりました。
 2月までの月次累計は全店が102.9%とかろうじてプラスを維持しましたが、既存店は8~2月の7か月連続マイナスを含む12か月間で10回の前年比マイナスでした。加えて出店8店舗、子会社カインドオル等の買収費用も入ってきたため今期はかなり厳しい一年となっています。

 決算と同時に有償による新株予約権と自社株買いを発表しています。この新株予約権が行使された場合は最大で4.5%の希薄化となっており、行使条件は多少厳しめではありますがあまり良い話ではないかなと。

 行使条件を見ると、「参照指数」がH30年度が11.50億円以上かつ31年度が12.91億円以上の場合は100%可能とあるのですが、「参照指数」と言うのが曲者で「営業利益」+「減価償却費」+「のれん償却費」の合算と言うことになっています。これを今回の決算数字に当てはめると、営業利益7.34億円+減価償却費2.56億円+のれん0.53億円=10.44億円となり、H30年度は+10.15%の上昇となります。これが営業利益のみだったら良いのですが、減価償却費とのれん償却費と言う会社側で膨らませることが可能なもの(M&Aなどで)を入れ込んだ計算なので少しどうなのかな?と言う気も。営業減益なのに行使されて4.5%も希薄化されたらイヤですね(苦笑)。まぁ、他にも条件がついているので必ず行使されるとは限りませんが好きなタイプのものではないかな。

 自社株買いは総数15万株で発行済株式総数に対する割合は1.36%、取得価額は1.20億円となっています。金額的に少なく、しないよりは…と言うぐらいの規模ですね。現状700円台に入っており安くなっているので自信があればもっと買えばいいと思いますし、わざわざ新株予約権など設定しなくてもなんて思います。なんなら今買った方が安い気も(笑)。ただ、借入金がかなり増えましたから、今はこれぐらいが精一杯なのかもしれません。

 今期の特徴としては名古屋、福岡、京都に初進出し、タイにも現地法人を設立したこと、加えてブランドリユースのカインドオルを子会社化したこと。反面、既存店舗が伸びず諸費用を補うことが出来なかったこと。会社予想とのかい離から見ると誤算だったのかなと。既存店営業利益は2.36億円の減益、新規エリア店舗で0.72億円の赤字、カインドオル関連費用で0.55億円の販管費増加となっており、やはり既存店が問題のようです。

 商品別仕入れを見ると3Qで気になった電化製品は前期比94.9%と低調。販売実績も前期比97.9%となっており、服飾、衣料と比較して粗利益の高い製品群なのでこちらの影響が大きかった印象です。

 新規エリアは1店舗ずつの出店、かつ知名度がないため今後どれぐらい早期に複数店舗に出来るが課題ですが、競合は多くなってますからどうなるか注意深く見ていきたいところです。今期の経営方針を見ると、年間13店前後の出店となっているのですが、都心はライバルが多いので名古屋、福岡などの新規エリアに注力した方がいい気もします。ハードオフなどの出店ペースの方が速いですし、だったら黒字化を急いだ方がいいかなと。

●今期の会社予想
売上高 164.20億円(前期比+23.0%
営業利益 8.53億円(前期比+16.1%
経常利益 8.81億円(前期比+16.2%
純利益 5.81億円(前期比+19.7%

 金額にすると売上高30.95億円、営業利益1.19億円の増加となります。今決算は4Qのみの連結でハッキリした数字は分かりませんがカインドオルの売上高が15年度で約30億円、営業利益0.80億円となっているため少し物足りない気もします。トレファクの既存事業が伸びる前提では組まれていない印象ですね。そもそも16年度が営業利益10.86億円なのでそれより少ない金額であり微妙な数字です。実際、中間予想は営業利益-42.0%の減益予想なので、既存店が回復するにしても時間がまだ時間がかかる見通しなのかもしれません。それか出店が固まっている期間があるのかも(一時的な費用増)。または両方か(笑)。
 新年度1発目の3月月次は全店105.4%、既存店99.1%となっており、8か月連続マイナスを継続中。ただ、99.1%と言うのは8か月の中では最も高い数字なので今後上向くかに注目したいです。逆に言うと前年にマイナス月次が多いのでハードルは毎月低いですから、なんとか頑張ってと言う感じですね。

 今回の数字で目標株価を算出すると910円。今日の終値が771円なので割安ではあります。かなり頑張っている会社なのですが、ストライプインターナショナル(earth music & ecology)のメチャカリなど便利なサービスも増えてきており、加えてリユース衣料の店も増えてますから競合との兼ね合いがどうなるかに注目しつつ観察したいと思います。

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2012年2月より株式運用開始。現在は会社を退職し「長期投資家」を目指して日々勉強中です。
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